NEW ARRIVAL



atelier suppanのシャツ。

 

こんばんは。

GULLAMショップマネージャーのItouです。

 

本日の東京は曇り。

日陰にいれば涼しさを感じる日でした。

 

明日は気温が上がり全国的に暑くなるそうです。

こまめな水分補給が大事になりそうです。

 

今回はatelier suppanのシャツをご紹介させて頂きます。

今季入荷したものは割と早くにsold outが

多く出てしまいましたのでご紹介するタイミングが

遅くなってしまいました。

 

これから暑くなる季節ですが

このブランドの雰囲気が好きな方は

あまり季節をそこまで気にせず

気に入ったので、という事が多いです。

 

シャツ自体、季節も曖昧ですし

実際にこのブランドは夏でもLong Sleeveの

アイテムが売れることもしばしばあります。

 

商品(作品)をご紹介する前にブランドの

簡単なご説明から。

“パリに拠点を置くオーストリア人とインド人の

カップルによるプロジェクトatelier suppan(アトリエスパン)。

atelier suppanのものづくりは2人が共有するイメージや衣服の

製造プロセスを人間的な視点から再考することから始まります。”

 

私自身もこのブランドは大好きで

着るとなんとも言えない特別な雰囲気、

魅力的を感じてしまいます。

ちなみに基本的に全て自社で製作しています。

 

ご紹介させて頂くシャツはこちら。

E24-18. Dark Red Stripe Collarless Shirt. Hand Dyed. atelier suppan.

https://gullam.jp/shopping/215239.html

まず、パッと目が覚めるようなこの鮮やかな色合い。

atelier suppanは基本的に自社で手染めで

染色しています。

素材は通年使えるcottonです。

 

手染め特有のなんとも言えないこの色味。

何色か言葉で表現するのが難しいところです。

それだけ色合いが良い。

このブランドにしかない魅力の一つだと思います。

 

細部にも魅力が詰まっています。

ボタンはアンティーク調のホーンボタン。

ボタンひとつでも雰囲気があります。

デザイン自体はシンプルですが

こういったディティールにも拘っているので

仕上がりにも雰囲気が出るんでしょうか。

 

suppanは基本的にミシン縫製がメインなのですが

ディティールとして手縫いを用いることもしばしば。

このシャツではネック部分を最後に

手縫いで仕上げています。

自分たちで製作しているからこそできる手間です。

ブランド自体は手縫いを堂々と語ってはいません。

あくまでものづくりの一部としてさりげなく。

 

ブランドの下げ札や品質タグにも拘りが。

品番や素材、お手入れ方法など全て手書き。

(全ての商品が手書きです)

筆記体に慣れていない私は

解読するのに少し時間ががかります。。。

(画像は別のアイテムのタグです)

 

シリアルナンバーも入っています。

これは世界で12着製作されたうちの1着目。

大量生産ができませんのでこれでも着数が多い方です。

 

着用するとこんな感じに。

このシャツはややゆったり目といった感じです。

このシャツもそうです。

残りsize1のストックのみですが

私(169cm,62kg)でsize1もゆったり目に着用できます。

 

シンプルなんですが独特の濃い雰囲気というか

アンティーク感があると言いますか、、

とにかく普通ではない雰囲気。

 画像で見るのと実物で見るのは

全く違います。

実物の方が何倍も雰囲気があります。

個人的な感想になりますが。

 

私自身、suppanをよく着ていますが

気兼ねなく着れるのがまた良いところなんです。

それなりの金額がする服だと

少なからず神経質になることも多少あるかと思います。

suppanの場合はそういった感覚がないので(私の経験談です)

着ることが多くなります。

着る頻度が多くなると愛着がどんどん湧いてきます。

勝手にそんなブランドと私は思っております。

 

今回ご紹介したのはシャツですが

書いていることは全ての商品(作品)に当てはまります。

少しでもご興味を持ちましたら

一度、実物をご覧頂ければと思います。

遠方の方は中々難しいですが。。。

 

また、suppanは価格の公開を控えておりますので

価格をお知りになりたい方や

通販をご希望される方はご連絡をお待ちしております。

Mail:https://gullam.jp/contact

Tel:03-6416-4700

 

それでは失礼致します。

 

 

谷口眼鏡の"tesio"

 

こんばんは。

ショップマネージャーのItouです。

 

本日の東京は晴れ。

天気が急変することもあるらしいですが

今のところ大丈夫ですね。

 

早いもので6月。

一年の半分が過ぎました。

これから日差しがどんどん強くなり

サングラスが活躍する時期でもあります。

 

私自身は普段は車を運転する機会が多いので

サングラスは必須です。

現在、GULLAMで取り扱っている

ブランドは鯖江市の老舗工房が製作する[ tesio ]。

今回はこちらをご紹介させて頂きます。

 

 

世界三大眼鏡産地と呼ばれる中に福井県の鯖江市があります。

鯖江は技術とクオリティ高さで、メイドインジャパン眼鏡の

確固たる地位を確立してきました。

 

今では世界的に有名な鯖江でもここまで来るまでには

長い道のりでした。

国産眼鏡の祖と呼ばれる「増永五左衛門」が眼鏡事業を鯖江で

スタートさせたのが始まり。

明治38年6月1日のことです。

それから国内に普及させるのに長い道のりをかけ

世界的に有名になったきっかけが 1980年代、

世界で初めて、軽くて丈夫な金属チタンを用いた

メガネフレームの製造技術を確立したことに始まるそうです。

チタン製のフレームはその後、世界のスタンダードとして広まりました。

 

 

そのメガネの産地、鯖江市に構える

老舗眼鏡工房の谷口眼鏡(タニグチガンキョウ)。

谷口眼鏡は鯖江市の中でも特に品質が高く

 熟練の職人たちによって一点一点、手作業で製作されています。

そのため、大量生産はできません。

まさにメイドインジャパン、ジャパンクオリティを

感じることができます。

 

その老舗眼鏡工房の谷口眼鏡(タニグチガンキョウ)が展開する

オリジナルのクラフトサングラスが今回ご紹介する[ tesio ]。

日本人が掛けやすい作りと普段使いしやすい、

スタンダードで飽きのこないデザイン。

眼鏡職人の修理によって、お気に入りのサングラスをずっと使い続けられる。

使い始めの楽しさと、使い続けることで愛着が深まるクラフトサングラスです。

 

 

“tesio”のサングラスは鼻高、頬骨の出方、目の奥行、頭部の

形状など日本人の骨格に合わせて、

フレームの形や部品の位置を細かく設計されています。

 

アジアンフィットに重要なノーズパッド(チタン製)も

もちろん付いています。

 

そして個人的にはこれが一番のポイントだと思っているのですが

フレーム全体の重量バランス

 

軽い=掛け心地の良いフレーム、というのは少し違います。

tesioのフレームは比較的太くて厚みがあるので

手に持った時は重いと感じますが、

掛けると不思議とその重さを感じにくい。

要所で生地の厚みや上下の幅によって軽量化を図る部分と、

あえて重くする部分を作りメリハリをつけて後方に重心を持たせ

掛けた時に重さを感じにくい設計にしています。

下を向いたり、使い込んだりすると下がってくることがありますよね?

この設計をすることにより、顔にフィットしてフレームがずり落ちにくく、

長時間掛けていても疲れにくいサングラスになります。

 

ものを作るだけが職人では無いんですね。

設計するところからが始まりです。

このズリ落ちにくいというのは、実際に掛けて

頂ければ体感して頂けると思います。

 

“tesio”には2種類のレンズがあります。

一つはガラスレンズ

フロント横に埋め込まれた鋲(tesioのロゴマークを表す)があるモデルは

ガラスレンズを使用しています。

ガラスレンズは一般的なプラスチックレンズと比べ透明度が非常に高く、

より鮮明で快適な視界になる所や丈夫で壊れにくい特徴があります。

紫外線の影響による色褪せも半永久的に無いので、

お気に入りのモノを永く使いたいという人には相性の良い素材です。

tesioで使用しているこのガラスはサングラスの他、

車のフロントガラスや一眼レフカメラのレンズにも

採用されている日本製のガラスです。

 

もう一つはプラスチックレンズ

ロゴマークの鋲がついていないモデルが該当します。

軽量かつ強度を持った、世界的に眼鏡や

サングラスで使用されるプラスチックレンズです。

 

“tesio”サングラスの価格差はこの使われている

レンズの違いが大部分を占めています。

どちらが良い、悪いというわけではなくそれぞれ

用途によって使い分けることができます。

ガラスレンズは重厚で高級感のある雰囲気ですが

その分重さを感じます。

反対にプラスチックレンズは軽量さが特徴です。

なので、例えばの話になりますが

街中などファッションとしてオシャレのために

掛ける場合はガラスレンズのもの、

反対にアウトドアなどアクティブなシーンでは

プラスチックレンズを掛けるなどといった

 使い分けることができます。

もちろん最終的にどちらを選ばれるかは

好みで決めても良いと思います。

 

“tesio”の魅力はサングラス本体だけではありません。

付属として

tesioパッケージ

tesio専用ケース

眼鏡拭き

ブランドBOOK

リペア問診票があります。

 

そしてアフターサービス。

もしも傷が付いたり故障しても作った職人が

メンテナンスや修理を行うリペアを行っています。

こちらは問診票が付属していますので修理内容をご記入いただき

谷口眼鏡に発送して頂くとリペア作業をしてくれます。

ジャパンクオリティ特有の気遣いを感じます。

 

※リペア依頼に掛かる費用と送料はお客様ご負担となります。

また、修理の際は問診票とフレームの入っていたパッケージ

が必要となりますので保管をお願い致します。

 

長く使うことを考えられているので安心して

お使い頂く事ができるのが”tesio”です。

 

モデルはNAMIKI、YAMA、HAREの3タイプが入荷しています。

 

【 NAMIKI 】(並木/なみき)

tesioの優しく掛けやすいテイストをクラウンパント型の硬く

個性的な形と組み合わせた1本。

シンプルだけどこだわりのモノを身に付けて、

気分良く歩く休日の並木道をイメージ。

 

【YAMA】 (山/やま)

暮らしの中にある言葉や情景からネーミング。

「YAMA」は丸くて優しい、山並みのような形。

タウンユースとアウトドアシーンのどちらでも掛けやすい

優しい印象のボストンタイプです。

ブリッジ下の鍵穴の様な形「キーホール」デザインが

クラシックな雰囲気を表現しています。

 

【HARE】 (晴れ/はれ)

tesioのフレームは日本に馴染みのある言葉や

情景から名前を付けています。

気持ちよく晴れた日に掛けておでかけする様子を

イメージして「HARE」と名付けました。

ボストン型のフレームは丸くなりすぎると個性的になってしまう。

優しい印象を残しつつ、あえて丸みを抑えることで

より掛けやすい形にしています。

 

機械による大量生産が主流となっている現代ですが

人の手による温もり、想いを感じる事ができるのが

谷口眼鏡のものづくりだと思います。

 

“tesio”の商品ページはこちらからご覧頂けます。

https://gullam.jp/shopping?brand=tesio

 

今回は以上となります。

ご不明な点が御座いましたらお気軽に

お問い合わせ下さい。

Mail:https://gullam.jp/contact

Tel:03-6416-4700

 

明日は定休日となります。

通販の発送やお問い合わせに関しては

木曜日にご対応させて頂きます。

 

IRIES H.M.のブレードハット

 

こんばんは。

GULLAMショップマネージャーのItouです。

本日の東京は晴れのち雨。

 

ここ最近は雨が降る日が多くなりました。

梅雨かな?と思いましたが

今年は梅雨入りが遅れているようです。

 

毎年、気候が変化している気がします。

暑くなるのが早くなり、10年ぐらい前はもう少し

アウターが着れる時期が長かったような。。。

 

この時期になるとメンズは着れるものが

かなり限られてきてしまいますね。

その分、小物などでファッションを楽しんで

いきたいという方も多いのではないでしょうか?

 

夏に向けて欲しくなるのがハット。

ファッション性以外にも日除として合理的なアイテムでもあります。

 

GULLAMの現在ハットのストックがあるブランドは

IRIES H.M.、ROGGYKEI、Andrew driftwood。

 

その中から今回はIRIES H.M.をご紹介させて頂きます。

 

IRIES H.M.(アイリーズエイチエム)は長年の間、

帽子の製造に携わる帽子職人(作家)が、自らの手で製作する

ハンドメイドレーベル。

ヴィンテージ、デッドストック、藍染、など様々な素材や技法を用いて、

オリジナルの帽子をアトリエでひとつひとつ丁寧に製作しています。

大きな特徴としては使い込んだような雰囲気や経年を経て

味が出ているようなニュアンスを出すために

ダメージや型を崩すような工程を取り入れているものが多いです。

くしゃっとつぶしたような作品も特徴になります。

デザイナー(作家)はハットメゾンで帽子職人

として経験を積んだのち独立、現在に至る。

 

ひとつひとつが手作りなので、同じように見えるデザインでも

全てが一点ものとなります。

また、IRIES H.M.は素材、デザインの組み合わせなど

お店側が自由にチョイスしてオーダーをすることができるので

扱っているお店ごとに入荷しているものが全く異なるもの特徴です。

なのでGULLAMで入荷しているものは全てGULLAM別注のような感じですね。

 

こちらの画像を見て頂くとわかりますが

似ているようでも潰し加工がそれぞれ異なります。

これが一点ものと言われる所以です。

 

製作方法はハンドメイドならではの

ブレード製法で製作されています。

ブレード製法とはテープ状に加工したブレードを

頭頂部から渦巻きのように一段一段重ねて縫製することを指します。

 

画像のこちらがブレードと呼ばれるもの。

素材や太さなど様々な種類があり、IRIES H.M.では

とても細いものを使用しています。

 

製作の動画がありますのでまずはこちらをご覧下さい。

 

動画だけ見るととても簡単そうに

作っているように見えますよね?

 

ところが美しく均一なハットを作り出すためには

高い縫製技術が必要です。

 

画像を見ながらご説明すると

まず、「渦」と呼ばれる帽子のてっぺん部分から作り始めます。

ここを中心にして、ブレードが均一に重なるよう

調整しながらきれいな円状にミシンで縫い進めていきます。

簡単そうに見えますが直線のブレードを平たく縫うのはとても難しく、

渦の処理の美しさはクオリティを左右する重要なポイントのひとつ。

細長くカットした紙を連想するとわかりやすいです。

円状にしていくとシワができて、ぐしゃぐしゃになってしまいますよね?

ブレード縫製の中でも高い技術力を必要とする最も難しい工程と言われています。

 

頭頂部の次は頭のふくらみに合わせて頭部の形に縫っていきます。

少しずつ角度を微調整しながら、頭の側面の形に沿うように筒状に縫い上げます。

何か型に合わせて縫っているわけでは無いので

これは熟練の職人の手の感覚のみとなります。

縫い幅を均等に保ちながらシワなくなめらかな表面に仕上げるのが、職人の腕の見せ所です。

 

お気づきかもしれませんが、これはブレードの幅が細くなるほど

高度な技術が必要となってきます。

ブレードが太ければ縫う距離は短くなりますが

細いほど、縫製する距離が長くなります。

さらに縫製というのは細い部分ほど、縫うのが難しいのです。

時間と手間がとてもかかる作業。

画像の細かいステッチが見えますでしょうか。

この段々に重なっている部分は全て縫われています。

私自身もアトリエで縫製技術者として働いていたので

この大変さはよくわかります。(帽子は仕事で作ったことはありませんが)

 

そして頭部が出来上がったら最後は

つばの部分を縫い上げていきます。

ここでも手を抜くことができません。

最後まで手で調整しながら縫い上げることにより

美しいハットが出来上がります。

 

縫製後はプレス作業。

スチームを当てて形を整えていきます。

 

動画ではとても簡単に作っているように見えますよね?

でも私が思うに、ものづくり職人は

熟練の手つきだからこそ、側から見ると簡単に作っているように

見えてしまうんだと思います。

むしろ、それこそが職人(プロ)の証なのかなと私は思います。

 

もちろんこの手間が価格にも反映されています。

 

製作過程ばかりで素材をご紹介していませんでしたね。

現在あるストックはアバカという

東南アジアを原産とする木から取れる天然繊維を使用しています。

耐久性と耐湿性に優れた素材で日本の気候にとても適した素材です。

 

今回上となります。

IRIES H.M.の商品ページはこちらからご覧になれます。

https://gullam.jp/shopping?brand=irieshm

 

ファッションなので、作りどうのこうのより

デザインの好みや

ファーストインスピレーションの雰囲気で決める

ことが大半だと思います。

ですが、今回のBlogが少しでも検討材料の一部として

加われば幸いで御座います。

 

それでは失礼致します。

 

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