BEAUGANをご紹介致します。
こんばんは。
本日の東京は晴れ。
気温がまた少しずつ下がり始め
日中でもアウターが必要になってきました。
本日は入荷しておりましたBEAUGANをご紹介
させて頂きます。
線シーズンからお取り扱いを開始し
今回で2シーズン目になります。
ブランド名はオーストラリアのスラング、Bogan(野性的で武骨)と
Beautifulの二つの単語を組み合わせた造語で
読みは”BEAUGAN”(ボーガン)。
デザイナーはファッションの名門、
アントワープ王立アカデミーやテーラー、メゾンブランドなので
経験を積んできた
Christopher Hancy氏と、イギリスでファッションを学んだ
パートナーのMiko氏。
コンセプトは「Utilitarian clothing for everyday life.」。
忘れ去られた、あるいは知られざる技術やプロセスを
持つヴィンテージを発掘し、それを現代のコンテクストに
アップデートする。ヴィンテージの型から
着想を得ることにより、それらをより実用的、
合理的なパターンに昇華させたデザインを生み出します。
“BEAUGAN”の最大の特徴として日本で生産された
拘ったテキスタイルや、職人による手染め(草木染め)を施し
色やテクスチャの経年変化を楽しむことができるのが
挙げられます。
前回に続き今回も泥染がされた商品が入荷しているのですが
泥染の実際の作業工程が
ブランドのサイトに掲載されていましたので
引用いたします。
宜しければご覧下さいませ。
とても染色に手間暇がかけられているのがわかります。
まずはその泥染されたアイテムから
AW22BEJK2. Railway Jacket. Mud Dyed Brown. BEAUGAN.
https://gullam.jp/shopping/179922.html
商品名の通りデザインベースは1930年代フランス鉄道員制服の
ヴィンテージをモチーフにしております。
素材は日本で製作された丈夫な刺し子のコットンが使用され、
泥染めで染色されています。
こちらは元々柔道着などに使われている素材で
丈夫な作りとその独特な質感がとても特徴な素材です。
染色は奄美大島の伝統工芸、大島紬のための
染色技法である泥染により職人の手で
1点ずつ手染めし、日本古来の“焦茶“に染色。
奄美大島の泥染とはテーチギ(車輪梅)を煮出した液を
発酵させ、染色液を作ります。
それだけで染めると、 茶系のピンク色に染まります、
そこで奄美大島の鉄分を多く含む泥に、
何度もつけ込んで媒染することで
濃い茶色に染色させます。
1度の染色では薄ベージュにしかならないため
この工程を何度も繰り返し重ね染することで深い焦茶に仕上げております。
使い込むごとに色やあたりの経年変化を楽しんで着用頂けます。
生地端には暗闇で光を反射するリフレクターのパ
イピング始末をし、ボタンは
本水牛ボタン(ホーンボタン)を使用しています。
このようなテイストのブランドでリフレクター素材を
使用するのは非常に珍しいかと思います。
アクティブウェアで使われることが多い素材と
アナログな染色された素材という正反対のような組み合わせですが
そこはブランドのセンスというべきでしょうか、
しっかりとバランスが取れています。
着用致しました。
とても深く味わい深い”茶”に仕上がっています。
シンップルなデザインの中にしっかりと素材の
雰囲気を感じ取れます。
デザインベースも昔の鉄道員制服というのがまたなんとも
面白いです。
model 169cm 60kg size1
BEAUGANはルーズフィットなので
余裕のあるサイズ感になります。
着用していましたパンツはこちらになります。
AW22BETR1. Painter’s Pants. Muddy Brown. BEAUGAN.
https://gullam.jp/shopping/179925.html
デザインは1930年代イギリスペインターズパンツの
ヴィンテージをモチーフにしています。
素材はリネン100%にワックス加工を施し、
手でもみ込むことにより、独特なシワが生まれ、
ヴィンテージのような風合いに仕上げ、
使い込んでいただくとより雰囲気が出る素材です。
日本で製作されたブランドオリジナルのファブリックになります。
こちらも生地端には暗闇で光を反射するリフレクターの
パイピング始末をし、ボタンは
本水牛ボタン(ホーンボタン)を使用しています。
メインポケットはフロントに二つ、バックに二つ御座います。
ウエストにはドローコードが内側に付いていますので
絞って合わせていただくことが可能です。
着用致しました。
シルエットはいたって普通のストレートパンツですが
それがまたなんともいいバランスです。
合わせやすく適度なゆるさなので快適さも兼ね備えています。
手で揉む込まれてれているので
初めからアンティクのような雰囲気があります。
model 169cm 60kg size1
AW22BETR1. Painter’s Pants. Black. BEAUGAN.
https://gullam.jp/shopping/179927.html
同じデザインで素材違いも入荷しております。
素材は毛織物の産地である日本の尾州で製作された
ウールとカシミヤベースになり
柔らかく仕上げた肉厚のメルトンになります。
素材はウールをベースにカシミヤとナイロンの混紡なので
暖かみのあるパンツになります。
カラーはブラック表記ですが
淡くうっすらとグレーがかっているようにも見えます。
なんとも言えない色合いで先ほどの素材とは
また違った雰囲気に仕上がっております。
model 169cm 60kg size1
続いては個人的には特に
面白いアイテムと感じているジャケットです。
AW22BEMJ3. Telogreika Jacket. Olive Drub. BEAUGAN.
https://gullam.jp/shopping/179933.html
デザインはハンガリーのミリタリーユニフォームの
ヴィンテージをモチーフにしています。
襟とフードのパーツがあり、ボタンの着脱で付け替え可能なため
複数の着方を楽しんで頂けます。
フードから襟に付け替えるとこのようになります。
ちなみに完全にパーツをとると
スタンドカラーなります。
襟は身頃の右下のアウトポケットに収納されています。
素材はリネンを使用しているのですが
表面にシリコンをコーティングを施しているため、
適度な透湿性と撥水機能が備わっています。
コーティングによる光沢、質感により独特な
風合いに仕上げています。
リネンは春夏の素材に思われることが多いですが
このように加工することで秋冬でも
使える素材にもなります。
また、キルティング加工が施されていますので
防寒着としても着用して頂けます。
本当に素材の風合いが独特で
見た目はリネンのざらついた質感ですが
実際に触れると化繊のようなツルっとした質感です。
たっぷりとボリュームをとったシルエットで
ハンガーの状態ではかなり大きそうなサイズ感なのですが
着てみると着膨れなども感じず
かなりバランスのいい仕上がりで個人的には
とても気に入っております。
元々ゆったりのサイズ感なのでこちらのストックサイズで
幅広い体型の方に着用して頂けます。
model 169cm 60kg size2
最後はこちらのベスト。
AW22BEVST1. ECW Type3 Vest. Olive Drub. BEAUGAN.
https://gullam.jp/shopping/179930.html
素材は上記のジャケットと同じですが
デザインの着眼点が非常に面白く
こちらは1930年代イギリス救命胴衣の
ヴィンテージをモチーフにしています。
モチーフの救命胴衣はゴム製で空気が入りますが、
そのデザインを損なわないようこちらのベストには、
中綿を入れ機能的なものへ仕上げています。
救命胴衣をベースにしているため
紐のディティールが御座います。
こちらはそのまま垂らして頂けますし
ループに通したり、縛って結んで頂いて着用することが可能です。
着用致しました。
こちらはベストとしてシャツやカットソーなどの上から
着用していただけることはもちろん
今回、同素材で入荷しているジャケットの上から
レイヤードして頂くのもとてもおすすめです。
非常にユニークなアイテムで
好きな方にはとても気に入って頂けると思います。
ファッションはお洒落に着たいことはもちろんですが
こういった面白みのあるデザインもファッションの
醍醐味の一つだと思います。
こちらも元々ゆったりなサイズ感なのでこちらのストックサイズで
幅広い体型の方に着用して頂けます。
model 169cm 60kg size2
いかがでしたか。
BEAUGANは素材や染色、またデザインの目の付け所が
非常に面白いブランドでここにしかない雰囲気があります。
本日は以上となります。
宜しければご検討ください。
それでは失礼致します。