tagliovivoが入荷致しました。
こんばんは。
本日の東京は曇り時々晴れ。
色々と新作が入荷しております。
今回は入荷早々、大変ご好評を頂いております
tagliovivoをご紹介させて頂きます。
ご紹介前ですが既に入荷数の3分の2以上が売り切れてしまいました。
気になっていました方はこの機会に是非ご覧下さい。
tagliovivoとはcut off(切りっぱなし)という意味があり
レザー本来の質感(傷や色など)をそのまま残して作品を
作るということに重きを置いています。
動物に対してのリスペクトから生まれたもので
このような傷の残ったラフなレザーは
デザイナーに自然を思い起こさせ
できるだけ自然に近いものに作り上げたいと考えています。
デザイナーのGiordano Lapegna ( ジョルダーノ・ラペグナ)氏は
2013年にtagaliovivoを設立。
4世代前から皮革に関わる仕事を営んできた家系にうまれ、
幼少期より革の家族の仕事を見て育つ。
曽祖父はナポリで事業を始め、
彼の子供たちは皆革ビジネスを引き継いできています。
家具を作る人、革小物を作る人、革の鞣しをする人もいます。
その中で蓄えられた、革の伝統と知識は、
世代から世代へと引き継がれ、ものづくりに生かされています。
今回のコレクションのテーマは”APULIAN GOTHIC”。
デザイナーが生活をしているイタリアのプーリアから得ています。
南イタリアの他の地域と同様に、メディアやポップカルチャーでは
プーリアが日差しに満ちたビーチや夏の旅行先として
描かれることが多いですが、
このコレクションでは、冬の季節に見過ごされがちな
プーリアの美しさを表現することを目指しました。
今回はバッグはもちろんのこと、ブランド
としては初リリースとなるシューズも入荷しています。
まずはそちらからご紹介させて頂きます。
DERBY. Culatta Reverse Leather. Black. tagliovivo.
https://gullam.jp/shopping/223636.html
デザインは一見するとシンプルなダービー。
しかし素材とディティールにはブランドの根幹とも言える
ものがあります。
素材はGULLAMではよくセレクトする
希少なコードバン層を含むCulatta (Horse) LeatherのReverse(裏面)。
少し見ただけでかなり雰囲気があるのがわかりますね!
コードバンと呼ばれている部分は、馬の臀部にある、
メガネと呼ばれる部分のみで、皮を剥いだ時その部分のみ、
スウェードのように毛羽立ちがなく、
つるりとしている部分の事を指しています。
そして臀部から足脚部までを含めた部位を
Culatta(クラタもしくはクラッタ)と呼びます。
レザーの裏面を選んだのはその方がCulattaの良さを発揮できるからです。
裏面はつるりとしためがねの部分と、起毛している部分が
一つの面で凝縮されており質感の変化を
楽しむことができます。
見ているだけで楽しくなる素材です。
おもわずヨダレが。。。
表面ですとこういったテクスチャーの変化がなく
質感としては均一質感です。
GULLAMとしてはこの荒々しい質感が好きなので
今回入荷したものはほぼ全てCulatta Reverseになります。
バックやヒールには
tagliovivoを象徴するディティールが。
こちらはブランドのアイコンであるアンティークメタル。
ヒールは熟練の金工師によって製作され形成後に
ハンマーで打ち慣らしをして
エイジングを施してあります。
ブランドのアイコンであるアンティークメタルと
Culatta Leatherを組み合わせることにより
昇華された力作になります。
仕立てにも色々と拘っています。
ブラックラピド製法という
グッドイヤーとマッケイ製法の長所を併せ持った製法で製作。
マッケイ製法はソールの返りが良く、軽くて履きやすい靴に
仕上がるという特徴を持っているが、耐久性欠ける。
グッドイヤーウェルト製法は耐久性の高い靴に仕上がるが、
履き心地は硬くなる。
というそれぞれの短所を克服しています。
そしてソールの裏側。
見ていただくとあることに気づきませんか。
そう、ネイル(釘)や縫い目がないんです。
これは底の縫糸がアウトソールから見えない
ヒドゥンチャンネル製法と呼ばれます。
ヒドゥンチャネル製法は、熟練の技術を必要とされますが
見た目がスマートに仕上がり、
縫いの糸を隠すと摩擦による削れよる糸への
到達までの期間を伸ばせる特殊な技法です。
シューズはじっくり観察すると作り方にも色々あるので
見ていて面白いアイテムです。
着用してみるとこんな感じに。
このパンツと特に相性がいいだろうなと思い合わせると
やはり抜群にいい。
どのブランドのパンツかは制約により
明記できませんのでお問い合わせください。
サイズ感に関して、
私は普段は他のブランドでもsize41を着用することが多いのですが
このシューズもsize41で問題ありませんでした。
特に幅が広かったり狭かったりなどもないと思いますので
普段、履いているサイズと同じものでいい気がします。
後ろから見ても雰囲気が抜群です。
普通、短靴って後ろから見ると大体が地味になってしまうんですよね。
ですがこれは別格。
アンティークメタルが効いています。
そして個人的に一番衝撃だったのが価格。
昨今の物価高や円安の中、驚きの価格です。
価格は¥130,900(税込)。
まあ、単純に金額だけ見るともちろん高いんですが
こういったジャンルのブランドの中で、
ましてや凄まじい円安ということを考えると
決して高くはないと思います。
素材もレザーの中では高額なCulattaを使用していますしね。
個人的には価格以上のクオリティだと思います。
着用の動画も撮ってみましたので
宜しければこちらも。
続いてはこちらのバッグ。
いくつか種類があったのですが早くもこのタイプのみに
なってしまいました。
GULLAM EXCLUSIVE. DOCTOR Cartella. Culatta Reverse Leather. Hazel. tagliovivo.
https://gullam.jp/shopping/223701.html
デザインは今回よりリリースされました
Cartellaというモデル。
素材はシューズの時のにも書きましたが
Culatta (Horse) LeatherのReverse(裏面)を使用。
カラーはHazel。
非常にいい色合いです。
こんな色のバッグを持っていたらさぞお洒落でしょうね。
天然素材のため、一点一点の風合いが違うもの特徴。
Culatta LeatherのReverseだと個体差が出やすく
一点ものになります。
金具もシューズと同じくアンティークメタルを使用。
マチは広すぎず程よい感じです。
同ブランドの人気モデルである
DOCTOR XSよりもマチは小さめです。
tagliovivoのバッグには基本的に全て
ロウ引されたリネンのライニングが使われています。
中に入れたものの色移りを防ぐだけでなく、
毛羽立ちや強度を増す効果ももたらし実用的な作りです。
このジャンルのブランドにしては実用的なのは珍しいです笑
取り外し可能な底板が付属しているので
少し重いものを入れても安心です。
着用するとこういった感じに。
ショルダー掛けでも手持ちでも使えるのが
いいところです。
ペットボトルなども入る大きさなので
普段使いにとても良いサイズです。
最後はベルト。
ベルトも3色入荷していましたが
早くもこちらのみとなりました。
2.5 Buckle. Calf Leather. Bon Fire(Hand Dyed). tagliovivo.
https://gullam.jp/shopping/223648.html
素材は上質なカーフレザーを使用。
金具にはこちらもアンティークメタルを使用。
デザイナー(職人)による手染めで染色されてい流ので
手染めならではの濃淡が特徴の一品です。
カラーはデザイナーが生活をしているイタリアの
プーリア地域で行われる
宗教儀式で焚かれる焚き火にインスパイアされています。
今回は以上となります。
早々に売り切れてしまったため3点のみのご紹介となりました。
個人的にはやはりシューズが一押しですね。
動画でもまたご紹介したいと思います。
ご不明な点が御座いましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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