NEW ARRIVAL



SUGINARI MORIMOTO.

 

こんばんは。

本日の東京は雨のち曇り。

今日は一段と気温が下がり寒いぐらいでした。

 

多数のブランドから入荷が続いております。

今回はシューズブランドのSUGINARI MORIMOTOを

ご紹介させて頂きます。

 

<SUGINARI MORIMOTO>

私たちは、普遍的なデザインを追求し素朴でありながら「品」があること。

動物の生きた証である革に敬意を表し、手で革の感覚を感じ取って、素材の

持つ魅力を最大限に引き出すことをもっとも大事にしています。

そして、全ての工程は人の手「hand made」によって仕上げられています。

普段は何気なく受け入れたり流したりしてしまうこの「hand made」と

行った形容には、目指す効用とそれを実現するために先人が長い月日を

かけた不断の努力とその成果が宿っており

それに敬意を評した靴を表現しています。

 

入荷致しましたのはブーツ、短靴。

 

 

 

 

SUGINARI MORIMOTOを着用してまず驚くのが軽い履き心地。

個人の感じ方にもよりますが私自身は

まるでスニーカーのような軽さで

とても着用しやすかったのを覚えております。

使用している素材や、製法になど様々な要素が組み合わさって

この履き心地が実現しているのだと思います。

 

 

履き心地が軽いからというと素材の質感も安っぽい雰囲気なのでは

と思う方もいるかもしれませんがその心配は無用です。

例えばこちらのブーツはイタリア・トスカーナ州にあるタンナーの

ベジタブルタンニンとクロム鞣しのコンビによるヌバックレザー

(革の表面を、サンドペーパーで粗した加工)を使用しています。    

革には十分なオイルが含まれていて、手に持つと

しっとりと吸い付くような質感をしており、多少の擦り傷であれば、

乾いた布で拭くだけで傷を隠せてしまいます 。

さらにペースト状のクリームを塗布し、表面の毛羽たちを抑えて

スムースレザーのような仕上がりを施しておりますので履き込んでいく

経年で生まれる表情が非常に楽しみな革です。

また、煮出した紅茶に漬け込みティーフィニッシュを施しています。

これは独自で編み出したレシピで、SUGINARI MORIMOTOとして

唯一無二のシューズの雰囲気を表現しております。   

 

 

こちらはトスカーナ州サンタクローチェ・スッラルノにあるタンナーの

フルベジタブルタンニンレザーを使用しています。

バケッタレザーのリバース(裏革)を使ったバックスキンになり

スムースレザーと違い柔軟性が高く

快適な履き心地をもたらしてくれます。

 

 

製法もこだわりがあります。

前足部はブラックラピド製法、中足部はウッドネイル製法を

組み合わせた方法で製作。

ブラックラピド製法はアッパーと中底革(インソールと解釈される部分)、そして

コバ部分のパーツとなる中板革(ミッドソール)をマッケイ縫いで縫い合わせた後、

本底革(アウトソール)のコバ部分にダシ縫い(アウトステッチ)を掛ける、

二度の縫い合わせが必要な製法です。

マッケイ製法の特長であるしなやかさを持ちながら、マッケイ製法のデメリットである

耐久性という問題点を解消する合理的な製法です。

必然的にダブルソールとなるので、歩行時の地面からの突き上げを緩和し易く、

歩きすさという機能面も優れた製法です。

 

 

ウッドネイル製法とは、主に東欧の靴によく見られる意匠で、アウトソール側から

インソールに掛けて下穴を開け、そこに木釘を打ち込んでソールを固定する

堅牢で柔軟性に優れた製法です。

昔は、農夫が作業時に履く農作業用の古い靴の底付け方法でもよく見られた製法です。

恐らく農作業靴でウッドネイル製法が採用されていた主だった理由は、

糸でソールを縫いつけるよりも、木釘であれば田畑で作業をしていると、

木釘が水分を含んで膨張し、その事により下穴の中で釘が固定され、

ソールの接着をより強固にする目的があった為だと推察されます。



そうした、古い靴に対するオマージュと農作業靴に使われていた製法という

郷愁の思いから、部分的ではありますがウッドネイル製法を採用しております 。

 

 

アッパー(縫製された甲革)をラスト(靴型)に沿わせる[釣り込み]という作業を、

手で行う[手釣り]で行っております。

量産品の機械で行う釣り込みは、革を限界まで引き伸ばしてラストに沿わせるので、

革への負担も大きく、また革の伸び代がそこまで残されていないので、

履き込んでいった時の足馴染みが手釣りの靴と比べると決定的に違います。

手釣りの靴は、アッパーを立体的にラストに沿わせる為、ラストの中心に向かって

「つま先部」→「カカト部」→「土踏まず部」と順番に部分に分けて革の端を掴んで

作業を進めていくので、革に対する負担も少なく、人の手によって引っ張られた状態だと、

革の伸び代も十分残されており、それが履き込んでいった時の足馴染みにも大きく影響を及ぼします。

普段は何気なく受け入れたり流したりしてしまう「hand made」と行った形容には、

目指す効用とそれを実現するために先人が長い月日をかけた不断の努力とその成果が

宿っていることに敬意を評した靴に仕上がっています。

 

 

最終仕上げではヒールも付いて完成した靴を、

煮出した紅茶に漬け込みティーフィニッシュを施しています。

実際に ティーフィニッシュをする前の質感を見たわけではないですが 

仕上がりを見ればいい雰囲気に仕上がっていることがわかります。

 

 

中敷きにはブランドロゴと共にメッセージが 。

デザイナーのブランドに対する決意が示されていて、「強い意思が道を切り開く」

といった意味を持っています。 

履いて仕舞えば見えない箇所ですが

ブランドのこだわりがよくわかりますね。

 

 

付属にもこだわっております。

ロウ引き加工された封筒にブランドの理念を綴ったconcept、attention、

シューホーンが同封されております。シューホーンは、革で製品として使われない

廃棄される部分を利用した、リサイクルシューホーンとなります。

革は、動物の生命の恩恵を授かり、人の手で製品として生まれ変わらせているので、

その資源を余す事なく使い切るのが、作り手として、かつて生きていた動物に対して

敬意を表す事だと考えております。

 

 

 

SUGINARI MORIMOTOは是非一度試していただきたい

ブランドの一つです。

宜しければお試しください。

 

商品一覧は下記のリンクよりご覧いただけます。

https://gullam.jp/shopping?brand=SUGINARI%20MORIMOTO

 

明日は定休日となります。

通販の発送やお問い合わせのご対応は木曜日にさせて頂きます。

 

 

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