DEVOA × incarnation × GULLAM.
こんばんは。
本日の東京は雨。
乾燥した空気だったので、この湿度は助かります。。
昼間は心地よい気温ですが、朝晩の気温はだいぶ冷え込んできました。
この時期、体調を崩さないようにしないと、ですね。
さて、今年一番楽しみにしていた商品。
DEVOA × incarnation × GULLAM. Collaborative project. の商品が先日到着致しました。
大々的に宣伝も行いませんでしたが、多くのお客様からご注文を頂きました。
若干数ですが、店頭に御座います。
DEVOA.× incarnation.× GULLAM. Type4
DEVOA.× incarnation.× GULLAM. Type1
DEVOA.× incarnation.× GULLAM. Type3
以前にもBlogでご紹介させて頂きましたので始まりの経緯などは省略させて頂きます。
結論から申しますと
非常に素晴らしい仕上がりで感動しました。
服のデザイナーとのコラボレーションを行って来なかった両ブランド。
個性的な服を作る両ブランドでシンプルめで奥の深い作品を作らせて頂きました。
昨今、緩めでざっくりとしたファッション傾向の中で敢えてLeather Jacketを制作。
DEVOA~incarnation~GULLAMに拘りのバトンを繋ぎ、そしてお客様へ。
制作過程の画像を少しご紹介いたします。
縫製。
縫製を終えた段階で製品染めをして縮率を考え計算してハンドステッチは
キツめに仕上げました。(incarnationの小川氏曰く「この作業が一番大変でした」とのこと)
通常のincarnationでは行わない作業で仕上がりを左右する作業。
染色作業。
太鼓から出した状態です。
乾燥。
水分を切る為にタンナーで一日干しますが、重すぎてハンガーにかけると伸びてしまうので
特殊装置に干して数日間掛けてじっくりと乾かして行きます。
天候(気温や湿度)によって収縮率が変わってしまうので、とても慎重になる作業です。
incarnation社の作業場に持ち帰り上半身肩周りから乾かして行きます。
(ラグランなので跡がつかない様,乾くまでハンガーにはかけません)
縮率の補正。
50%程乾いた段階で縮みすぎた部分を伸ばして元のパターンへの修正を入れて行きながらもみ解して行きます。
完全に乾燥してしまうと修正も出来ず固すぎて着れるものではないのでこれを100%乾燥までの間2、3日間毎日行います。
ここでようやくハンガーにかけれます。
オイルの塗り込み。
染め加工の段階でもオイルは入れておりますが、乾燥してだいぶ抜けているのでステッチの部分などを柔らかくする為に手塗りでオイルを入れて行きます。
ここで縫製を終えたコードバン(Horse Butt)も同様にこの作業をします。コードバン(Horse Butt)の場合は毛を寝かせる為のオイルになります。
アイロン仕上げ。
オイルを塗り込み一日寝かせてから仕上げのアイロン作業になります。
オイルを定着させる目的と艶出し、染め加工の歪みを最後に補正します。
コードバンは毛を抑えコードバン層の艶出しを行います。
この仕上げはムラなく施すため日を分けて2度行います。
そして完成です。
普段は完成品を見られているお客様には新鮮な画像だと思います。
1着1着にデザイナー自身の拘りが注入されております。
今回は特別にこのようなコラボレーション企画に賛同してくれた
DEVOAとincarnationには心から感謝しております。
そしてこのような企画に興味を持って頂いたお客様に感謝致します。
月並みでは御座いますが。
いつも本当に有難う御座います。
良い週末をお過ごし下さいませ。
失礼致します。