DEVOAのスリムパンツ。
こんばんは。
本日の東京は晴れ。
今週は穏やかな気候が続いております。
今日はDEVOAのスリムパンツを
ご紹介させていただきますが、仕様や素材感などに
フォーカスしてご紹介させていただきます。
また、素材の風合いをアップで
撮影した動画も載せておりますので宜しければそちらもご覧ください。
まずはWild Silkの素材を使用したタイプから。
色味は商品ページのハンガー写真の色味が
実物に一番近くなっておりますのでそちらをご参考ください。
形はシンプルなスリムシルエットでウエストはゴムバンド仕様となります。
ウエストはサイズ2で自然に寝かせた状態で平置き約38cm。
伸縮するのでこちらサイズ前後の方でしたら
ある程度の範囲で着用していただけます。
DEVOAといえば立体パターンが特徴ですが
こちらのパンツももちろん取り入れています。
内側のシームは股から裾に向かってカーブを描きながら構成されており
このパターンで製作することによりスリムながら屈伸などしやすく
可動域があるのが特徴です。
裾側を見ると立体になっているのがわかりやすくなっています。
また、裾口はブーツアウトもしやすいよう若干の広がりが御座います。
数ミリの違いでバランスを崩す恐れもある中
もともとのスリムなシルエットを崩さずに、絶妙なバランスで広げています。
かなりここのバランスはこだわっていると思います。
フロントの開きはスライド式のホックを採用しています。
カギホック(引っ掛け式のタイプです)が一般的に多いですが
動いたりするとたまに自然とずれたり外れていることや、気をつけないと洗濯のときに
他の衣類に引っ掛けてしまう事もあります。
スライド式だとそれがカギホックに比べて大幅に確率が下がります。
見た目の高級感もカギホックとは違いますね。
あとはカギホックの方が厚みが出てきてしまうので
よりスッキリさせるのにもこのスライド式のホックの方が優れていると思います。
ジップは世界に誇るYKK社の物を使用しております。
引き手はオリジナルを使用していますが
ここはシーズンによってデザインがマイナーチェンジしています。
裏はこのような仕様です。
腿周りまではオリジナルの素材を使った裏地が付いています。
裏地が付いているのにも意味があります。
例えば表生地の補強で、着脱する際に裏地がクッションとなることで
表生地の負担が軽減されます。
他にも滑りを良くし着脱をしやすくしています。
あとは見えないオシャレですね。
オリジナルの柄で実は筋繊維の柄になっています。
言われないとわかりませんがそれもオシャレのひとつなのかもしれません。
DEVOAの場合、ポケットに対してもかなりこだわりが強いです。
裏地をめくっている部分はポケットの袋布になります。
一般的なポケットよりあえて大き目に作り
計測したところ約33cmありました。
パンツの収納スペースとしてはかなり大きめの容量で
より実用性を求めたDEVOAのこだわりです。
こちらはバックポケット。
基本的にDEVOAはパンツのバックポケットが一つなことが多いです。
お財布がなかったのでスマートフォンを置いていますが
右の画像のスマートフォン位置はポケットの最下部部分になります。
こちらもかなり広めなので、DEVOAのパンツの場合
長財布も楽々と収納できてしまいます。
長財布をポケットに収納する方には非常に使いやすいと
言っていただくことも多々あります。
初めてDEVOAのパンツを履かれる方はその収納量の大きさに
驚かれる方も少なくないです。
計測してみましたがこちらは約31cmありました。
裏にはもう一つこだわりがあります。
裏の縫い代には、通常ロックミシンという糸でかがられた始末が多いですが
こちらはパイピングという始末で仕立てられています。
別の生地で縫い代部分を挟み込む始末の仕方です。
こうすることにより見た目はもちろん綺麗になり
肌に直接ロックミシンのかがり糸が触れないので
肌触りも良くなります。
ちなみにこのパイピングは端から端まで行うので
一箇所でも縫い代から外れてしまうと最初からやり直しという
かなりの集中力がいる作業です。
素材もDEVOAが毎回特に力を入れている一つです。
この素材は野蚕を使ったワイルドシルクというもので製作しています。
一般的にシルクというと滑らかで柔らかく光沢のある質感を
イメージすることが多いですが
こちらは野蚕を使用することにより糸質が一般的に家蚕より太く
軽くてシャリ感があるなど家蚕にはない性質を持っています。
機能性の面でも抗菌性、防紫外線性・保温、放温性、保湿、放湿性、防臭性、緩衝性、
など親和性に優れた繊維と言われています。
生地は全て手作業により、旧式の織り機でゆっくりと織られています。
生地製作後に染色を施しています。
糸自体の油分が多く、また糸の形状やもともとの色味が異なるため
一般的なシルクのイメージとは違ったムラ感のある仕上がりになります。
質感はシルクの滑らかさがありながらリネンのような粗野間のある仕上がりです。
シーズン的にはシルクなので夏でも着用でき
冬はヒートテック系のタイツなどを合わせて頂くことで
オールシーズン対応できます。
素材感を動画でも撮影してみました。
動画で立体的な生地の表情や、擦れた音などで
よりイメージがわかりやすくなれば幸いです。
動画の編集は素人なのでオリジナルをそのまま載せています。
着用等はこちらの商品ページからご覧いただけます。
https://gullam.jp/shopping/136932.html
続いてはこちらのWool CanapaによるGabardine素材です。
パターンや各仕様等は上記のパンツと同じになりますので
割愛させていただきます。
素材はイタリアの高級老舗ファブリックメーカーFaliero Sarti社によって
Virgin WoolとCanapa (麻の一種)で製作されたギャバジンになります。
角度によってはほんのりと上品は光沢感もあります。
バージンウールの程よい起毛感と滑らかな質感、
またCanapa (麻の一種)を混紡することにより
ウール感がほんのりありながら軽い仕上がりとなります。
春秋は今は兼用で使うような気候になってきましたので
真夏以外のシーズンに対応できる素材です。
こちらも動画でも撮影してみました。
着用等はこちらからご覧いただけます。
https://gullam.jp/shopping/139673.html
変わりましてこちらはVirgin Woolを使用しています。
こちらも基本的にパターンや各仕様は今までのものと
同じなのですが、パンツがゴムではなく通常のベルトタイプとなっております。
ウエストはsize2で平置き約42cmほどでした。
こちらはベルトの裏がマーベルト仕様(ベルトの裏の生地)になっています。
主に紳士用のパンツに使われるクラシックな仕立てで
意味としては例えばシャツをインした際に上がりにくくなる。
他にははき心地を良くする、見えないデザイン性といった意味も含まれます。
見えない部分ですがDEVOAはこういった部分にもこだわっております。
素材はイタリアの高級老舗ファブリックメーカーFaliero Sarti社で
製作されたVirgin Wool 100%を仕様。
高級なVirgin Wool を3度、圧縮していまして
そうすることにより素材にやわらかな膨らみが生まれます。
感触はウールなのでほんのりと起毛感や、また暖かみがありますが
重さはなく軽い仕上がりです。
こちら動画になります。
着用等はこちらからご覧いただけます。
https://gullam.jp/shopping/141429.html
最後はこちらのSchoeller社、C_CHANGEというグレードの
素材を仕様したタイプです。
パターン、ディティールは上記パンツと同じなので割愛させていただきます。
素材が非常に面白い質感です。
高機能素材で有名なスイス・schoeller(ショーラー)社で製作された
最上級グレードのC-CHANGEと言うものを仕様しています。
生地表面はウール、中間をメンプレンシート、肌側がメッシュシートの3層構造となっております。
防水性、UVカット、耐摩擦性、防汚性、トレッチ性などのハイテク機能はもちろんのこと
最大の特徴は、生地が外気温度の密度を変化させることにより
通気性や保温性を変化させることにあります。
ウールなので少し毛羽立ちがありますが
それと同時にナイロンやポリエステルのような
ドライタッチ(シャカシャカとした質感)を併せ持っています。
ウールの暖かみを感じながらも、高機能素材の質感も感じられる
なかなか体験したことがないような質感です。
こちらが裏側のメッシュシート素材になります。
こちらはいわゆるポリエステルやナイロンといったシャカシャカと
した質感なので、着用する時の滑りが良く
肌触りもストレスがないものになっております。
こちら動画になります。
見た目はウールに感じますが
擦れた時の音がナイロンやポリエステル系のものになります。
本日は以上となります。
長くなってしまいましたが
DEVOAの仕様や素材についてのこだわりが少しでも
伝われば幸いです。
明日は定休日となります。
通販の発送やお問い合わせのご対応は木曜日にさせていただきます。
では失礼いたします。