DEVOAから入荷が御座いました。2
こんばんは。
本日の東京は晴れ。
曇り空で暑さも少し和らいだ日でした。
台風が迫っているようなのでお気をつけください。
初めのご紹介から日が経ってしまいましたが
DEVOAの新作をご紹介させていただきます。
今回はシャツ。
基本的に真夏以外にお使いいただけ一年で長く着用をして頂けます。
型は2種類ありカラーも2種類あります。
特に今回のシャツはGULLAMでも気に入っており数も多く入荷しています。
着丈がやや長めのマオカラー(スタンド)シャツ。
素材はエジプトコットンであるFINXという種類が使用されています。
FINXはシルクの様なしなやかさと優しい肌触りの風合いが特徴です。
そのFINXを120番手(細さの単位)の糸にし、
さらにその糸を2本撚り合わせた双糸(1本の場合は単糸と言います。)にて製作。
120番手は細い糸なのでより風合いがしなやかになり
さらに双糸で製作することによりデリケートになりすぎない使いやすい素材感にしております。
単糸は糸の太さにもムラがある場合があるので
2本の糸を撚り合わせることでムラが合わさり糸の太さが安定し
強度もアップするという利点があります。
なので洗濯堅牢度が強くなり使用しても風合いを長く保つことができます。
特に特徴的なのが襟部分の始末がカットオフ(断ち切り)仕様ということです。
DEVOAではこういった仕様は珍しく少しワイルドな雰囲気があります。
今まではどちらかというとキレイ目なシャツが多かったので
新鮮に映りました。
ボタンは水牛の角から作られた最高級のホーンボタン。
天然素材なので一点一点模様が異なるのが特徴です。
色味が特長でもあるのでその違いによっても値段が変わってくるらしいです。。。
光沢があるホーンボタンもありますがDEVOAではマットな質感を採用し
シャツ生地の雰囲気ともとても合っています。
背中にはセンターインプリーツ(中央のヒダ)があり
立体的な広がりに加え腕を前に動かした際の可動域が広がります。
一般的なシャツではアウトプリーツ(今回のプリーツの逆折り)があり
クラシカルやトラッド系のファッションに多い気がします。
インプリーツはオーダーメイドのシャツでも見かける作り方ですね。
インプリーツの方がゆとりがありながらもすっきりと
した効果を与えると言われています。
個人的にはモードな雰囲気も出る気がします。
メンズシャツでインタック(今回のDEVOA)はかなり珍しいかもしれません。
襟のパターンにも特徴があります。
後ろを見ると内側にえぐられたようなカーブでパターンが製作されているのがわかります。
こうすることで首を後ろに曲げた際に当たりにくくなっています。
視覚的には首に沿ったように見えるので細く見えると思います。
袖は二枚袖(二つのパーツ)からなる立体の仕立て。
画像を見ると切り替えがあるのがわかると思います。
一般的なシャツですと一枚袖(一つのパーツのみ)が多いですね。
(通常2枚袖はジャケットなどのアウターアイテムが多いです。)
さらに2枚袖でもDEVOAは通常のものとは違い可動域などを考え
独自のパターンになっております。
一枚袖と二枚袖のどちらがいいかは人それぞれですが
手間がとてもかかっていることは確かです。
一枚袖、二枚袖がよくわからない方はネットで検索すると
すぐに出てきますので良かったら調べてみてください。
そもそもなぜ2枚袖というのがあるのかというと
人の腕は自然に垂らすと、まっすぐに落ちているようで前に振っている状態です。
特に肘部分から下が前に振れていると思います。
1枚袖ですとこの前に振れた形状にするのが困難なので
(パーツ一枚だと直線的な筒状の袖になるため)
2枚袖にすることにより腕に沿った形となり
より綺麗に体になじみやすいという点があります。
あとは人それぞれの感じ方によりますのでどちらが
良いのかというのは一概には言えませんが確かなのは
手間がかかりますしよりパターン力、縫製力の技術が必要になってくると思います。
各箇所の縫製は業界用語でピリつき(洗いをかけたような縫い目周りにしわが入った様子)
というのですが今回のシャツはわざとこのような仕立てをしております。
(意図していないピリつきは仕立てが甘い。)
続いては裏側。シャツの裏側を紹介することは中々ありませんが
DEVOAの場合は別ですね。裏から見ても縫製等がとても綺麗です。
また、前身頃の裏には見返し(表地の裏についている布地)が一緒に縫われてます。
ジャケットなんかでは良く見返しが付いていますが
DEVOAの場合、シャツもこういった仕立てで製作しています。
着用してみました。
今シーズンはミリタリーもテーマの一つなので
カーキ系のアイテムも数多くあります。
カーキ系も様々な種類があるのですがDEVOAはヴィンテージで
ありそうな雰囲気のあるトーンとなっております。
まだ、入荷アイテムが多くはありませんので今回はシャツのみでの着用です。
また他のアイテムが入荷しましたら組み合わせてみたいと思います。
背中のインタックがかなり効いていて、シンプルな中に
しっかりと特徴を放っています。ジャケットなど重ね着しなくとも
単体でも十分映えてくれるシャツです。
model 169cm 60kg size1
サイズ感は後ろのタックがあるのでゆとりのある大きさで
肩周りなどはちょうどしっくりくるサイズ感でした。
商品ページはこちらです。
SHS-MGD. Shirt FINX 120/2 Cotton. Dark Olive. 2021AW. DEVOA.
https://gullam.jp/shopping/161026.html
ちなみに着用で少し見えているパンツは
同じタイミングで入荷したカーゴパンツを履いています。
カラーはLava Stoneという色味で
ブラック系との相性もとても良くなっています。
こちらもアウターなど入荷してきたらまたいろいろと
組み合わせてご紹介させて頂きます。
PTF-MVC. Cargo Drop Crotch Pants Cavalry Twill Garment Wash. Lava Stone. 2021AW. DEVOA.
https://gullam.jp/shopping/161003.html
model 169cm 60kg size1
マオカラーシャツでも今回、Lava Stone色が入荷しております。
色が変わるだけで仕様は上記シャツと同じです。
model 169cm 60kg size1
商品ページはこちら。
SHS-MGD. Shirt FINX 120/2 Cotton. Lava Stone. 2021AW. DEVOA.
https://gullam.jp/shopping/161023.html
続いてはシャツカラータイプです。
素材、カラー展開や仕立てなどはほぼ同じになります。
大きく違う点は襟を製作した後にその上から断ち切りの
同素材をたたきつけて(ステッチ縫いのことでを専門用語でたたくとも言います)います。
その他は着丈がレギュラー丈になっている点です。
シャツカラーも後ろ襟がカーブしている形状ですが
こちらの場合は厳密に言うと台襟がカーブした形状となります。
台襟とは襟がついた土台の部分です。
襟を立ててみるとパーツがもう一つあるのが確認できます。
画像は取り忘れました。。。
あとは袖のパターンも微妙に異なります。
左がマオカラータイプ、右がシャツカラータイプ。
画像を見ると切り替えの位置が違うのがわかります。
シャツカラーの方がいわゆるオーソドックスな2枚袖の形状に近いと思います。
着用の時にはここを意識的に考えて着ていなかったので
あまり記憶がありませんが着心地的に大差はありませんでした。
着用です。
マオカラーシャツとのサイズの違いは体感的にはほぼありませんでした。
model 169cm 60kg size1
商品ページはこちら。
SHS-RGD. Shirt FINX 120/2 Cotton. Dark Olive. 2021AW. DEVOA.
https://gullam.jp/shopping/161017.html
シャツカラーもLava Stoneが御座います。
model 169cm 60kg size1
商品ページはこちらから。
SHS-RGD. Shirt FINX 120/2 Cotton. Lava Stone. 2021AW. DEVOA.
https://gullam.jp/shopping/161020.html
今回はDEVOAのシャツについてご紹介させて頂きました。
随所に細かな特徴がありこだわって作っているのがわかります。
宜しければご検討下さいませ。
<臨時休業のお知らせ>
8月3日(火)は臨時休業とさせて頂きます。
また、翌日4日(水)は定休日となりますのでご注意ください。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程宜しくお願い致します。