Araki Yuuが入荷致しました。
こんばんは。
GULLAMのItouです。
今年の東京の桜は満開のタイミングで雨の日もあり
お花見をするのが難しかったですね。
桜を見ると新年度が始まったなという気持ちになります。
桜が咲くとちょうどファッションも
本格的に衣替えのタイミングといった時期でしょうか。
東京は昼間は暖かく
朝晩はレザージャケットぐらいがちょうど良い気候です。
ファッション好きとしてはなるべくギリギリまで
楽しみたいところです。
なので私もまだまだジャケットは着る予定です、
ちょうどそう思っていた矢先
Araki Yuuからジャケット(パンツも)が
入荷致しました。
Araki Yuuは有難いことに入荷する度に
お問合せが多いブランドの一つです。
今回も半分ほどが既に販売いたしました。
Araki Yuuの服はデザインだけではない仕立てや
素材にストーリー性を感じさせてくれます。
きっとそんな部分に惹かれる方が多いのだと思います。
それではご覧ください。
GULLAM Exclusive. J01-TTKACO02. 4B Jerkin Jacket. Fade Black Cord Stripe. Araki Yuu.
https://gullam.jp/shopping/170718.html
デザインはブランドが初期の頃から継続している
代表作、Jerkin(ジャーキン) Jacket。
非常にシンプルで性別や年齢関係なく
様々な方に着て頂けます。
素材は遠州のとある老舗機屋に眠っていたデッドストック。
とある老舗機屋というのは知る人ぞ知るカネタ織物さん。
と言っても業界的には日本を代表する機屋さんです。
ちなみに日本製のコーデュロイが作れるのはもうこの遠州のみで
カネタ織物さんはそんな数少ない一つです。
とてもいい素材ということがわかるのですが
先代が製作した素材のため詳細は完全にはわからないとのことです。
先代が織った素材とはなんともロマン溢れますね。
こう言った素材のチョイスはArakiらしいです。
それもそのはず、Araki Yuu では機屋さんを
回る中でしばしば倉庫に眠っている実験的に
作った試験反や扱いが難しく世の中に出なかった生地たちを
見せてもらい参考にしたりそれを
そのまま引き取らせてもらい、自分のクリエイションに取り入れています。
1着ずつ自身の手で生み出しているArakiならではの取り組みで
デザイナー本人は現代では再現できない質感に
いつも感銘を受けているそうです。
実際の素材を見て紐解くとまず目に入りやすいのが
凹凸感のある立体的なストライプ柄です。
まるで刺し子の様な見た目です。
そして高密度でありハリ、コシがあるしっかりとした素材感。
さらに最終仕上げに、デザイナー自身がアトリエにて、
手作業で洗いこみその後、天日干しすることで、
ドライタッチでマットな仕上がりに。
着込むとより雰囲気が増していくでしょう。
あと、色がとても良いです。
色名はFade Black。
非常に的をえた色表記だと思います。
先程の画像でも少し写っていましたが
ボタンはデザイナー自らが
ハンドシェイピングとエイジング加工をしたブラス(真鍮)ボタンを使用。
Arakiでは定番の素材です。
さらにボタンホールは手縫いで製作されています。
機械で縫われているかのようにとても丁寧で綺麗な仕上がりです。
私も初めは綺麗すぎて手縫いとは気が付きませんでした。
このボタンホールにAraki Yuuの全てが要約されている気がします。
袖裏にはアンティーク調のストライプ素材を使用。
さらにハンドステッチが施されています。
袖口を折り返して着用して初めてわかる仕立てです。
ブランドネームと洗濯ネームは全て
手縫いで付けられています。
これはAraki Yuuの商品は全てこの付け方です。
こちらは品質表示のスタンプ。
スタンプというのがまだいいですね。
一番上の番号はシリアルナンバー。
つまり今まで製作されたうちの3362着目ということです。
ではお待ちかねの着用を。
169cm 64kg size1
不思議なことにAraki Yuuの服は
普通に着るだけで雰囲気が出てしまうんですよね。
素材なのか、シルエットのおかげなのか
検証しようがありませんが不思議な魅力があります。
この襟のデザインも絶妙で
画像の様に折り返してもとても綺麗に収まってくれます。
大抵、こういった2awyの着方ができる服は
どちらかが少し無理してる感が出てしまいますが
このジャケットはしっかり計算されているので
どちらも綺麗に収まっているのだと思います。
後ろ姿も美しいです。
BOXシルエットですが
変に大きすぎずAraki Yuuらしい程よく力が抜けた空気感です。
着用動画もご覧ください。
実はJerkin Jacketは別の素材でも入荷しております。
基本的な仕様は同じなので素材のみご紹介させて頂きます。
こちらは早くもsize2のラスト1着となっております。
GULLAM Exclusive. J01-TTKACO01. 4B Jerkin Jacket. Fade Blue. Araki Yuu.
https://gullam.jp/shopping/242069.html
素材は遠州の機屋に眠っていたアーカイブの超高密度のコットン。
こちらも同じくカネタ織物の先代が製作した素材です。
褪色したようなブルーの色味。
こちらも非常に良い色合いです。
着込んでいくとこちらも雰囲気がより増すでしょう。
よく見ると洗い込みによる細かい毛羽がうっすらとあります。
よく見ないとわからない程の毛羽立ちです。
この毛羽立ちがミリタリーのヘリンボーンツイルを連想させます。
非常に細く上品なヘリンボーン柄、
着込んでいくことでしなやかさを増す大人の男性を意識しています。
最後はパンツです。
GULLAM Exclusive. P12-TESBLI. Atelier Pants. Double Brushed Dark Gray. Araki Yuu.
https://gullam.jp/shopping/242064.html
デザインはアトリエパンツ。
ブランドのラインナップに加わってからまだ新しいデザインです。
20世紀初頭のスーツスタイルに見られる
ボトムをイメージしてデザインされています。
パンツとしてはかなりスタンダードなモデル。
そのため使いやすく様々なスタイルに合わせることができます。
実は個人的にAraki Yuuの中では一番気に入っています。
耐久性を上げるためにワークウエアの縫製仕様を取り入れたり、
ブランドの特徴の一つであるヒップの切り替えを
取り入れているのも特徴です。
レングスは9分丈。
後で着用もご紹介しますが9分丈にすることにより
非常にすっきりとした見た目に。
素材はリネン100%。
染色方法が面白くあえて色落ちする特殊染料を使って生地染めし
洗いをかけることで経年変化によるフェイド(色落ち)を表現。
さらに着用していくことでフェイド(色落ち)し、アタリといったような生地の
表情や風合いが増して、ゆっくり経年変化を楽しむことができます。
初めからいい雰囲気ですがさらに良くなるとのこと。
非常にこだわった素材ということがわかります。
パンツのボタンは真鍮ボタンにブラックペイントをしています。
擦れることによりペイントが剥がれていきます。
私の持っているArakiもだいぶペイントが剥がれ
真鍮が見えてきました。
その変化も楽しみながら着ることができます。
パンツのボタンホールも手縫いで縫製。
全てのホールが手縫いだと思うと
本当に手間をかけているなと感じます。
パンツにも手縫いのブランドネーム、品質表示、
洗濯ネームがあります。
なかなかジャケットに比べパンツは裏を見る機会が少ないですが
Araki Yuuはパンツも手縫いで取り付けています。
着用しました。
169cm 64kg size1
とにかくこのパンツ、着用した時のシルエットが
本当に綺麗なんですよね。
画像だと普通に見えてしまいますが
実際に履くと使いやすさを実感していただけると思います。
素材違いでリピート購入されている方もいるぐらいです。
お尻周りも比較的すっきりとしており
太いパンツが苦手な方も取り入れやすい形です。
動画も撮影しております。
今回は以上となります。
Araki Yuuは服1着ずつに対してのストーリーがとても詰まっており
その物語も魅力の一つです。
是非ご検討ください。