ZIGGY CHENの素材 part1
こんばんは
Satoです
本日の代官山の天気は晴れ
最高気温 17℃ 最低気温8℃
寒くなりましたね〜この前までは暑いなんて日もあったのに
特に夜は一桁の気温の日が出てきていますね(本日もですね)
気温差が激しいのでお身体はご自愛ください。
今回のご紹介はZIGGY CHENのこの辺りを
partを複数に分けてのご紹介になります。
まずはブランドの概要を
“ZIGGY CHENは独特なノスタルジックな雰囲気かつ、
どこか東洋的で深みのあるデザインが特徴なブランド。
ブランドにとってデザインとは縫製とパターン技術の進化である。
その高い技術を生み出す自社のアトリエはまさに研究所であり、
またジギー氏はその研究者と言える。”
そして今回のコレクションのテーマは「DECADENTIMENT」。
「デカダン」という言葉には必ずしも否定的な意味はない。
本質的にポジティブなものではないが、活力に欠けるものでもない。
這う蔓、苔、湿った煉瓦、雨に洗われて徐々に剥がれ落ちていく白壁のようなもので、
世界の片隅で静かにエネルギーを放出している。
モスグリーン、ディープライム、グレーブルー、そして赤を包含するこのイメージこそ
が、「DECADENTIMENT」のカラーパレットを形成している。
慌ただしく行き交う歩行者、強風になびくロングコートなど、
80年代の自由な雰囲気は今シーズンの重要なインスピレーションとなっている。
そこにZIGGY CHENのシグネチャーでもある軍服や東南アジアの少数民族などの
要素を取り入れた洋服は、複雑に仕立てられ、裁断され、
探求に値する形と数々のディテールを生み出している。
GULLAMでは珍しいコレクションブランドなだけあって
世界観の作り込みがとても凄いですが
ZIGGY CHENの真髄は、オリジナルの素材開発と縫製だと思っております。
今回は素材にフォーカスを当ててご紹介致します。
まずは今期のメインの素材とも言うべきベルベット素材を
ベロア素材と混ざりがちですが
厳密に言うと製法から異なる物になります。
ベルベット素材はビロードとも呼ばれており、
ビロード織りと言われるように所謂、織物です。
素材にはレーヨンやフィラメント糸になります
が使われていることが多いです。
ベロア素材とはラテン語で言う「毛むくじゃら」という意味の語源からきています。
綿やポリエステル製でできており、伸縮性もある所謂、編物になります。
一般的にはベルベットの方が高級と言われております。
その理由は単純で使っている生地、糸などが高級なものが多いからです。
ただZIGGY CHENのベルベットはそこから一味も二味も違います。
素材は光沢感ときめ細やかな肌触りが特徴の高級超長綿を贅沢に使用しております。
超長綿とは繊維の長さが35mm以上の非常に長い綿です。
地球上の綿花のうちたった5%しか生産できないので非常に希少価値が高いです。
そんな贅沢な素材に染め、プリント、シワ加工を加え、
ベルベットの上品な印象をあえて崩したような印象になっています。
黒い部分には植物がうっすらとプリントされております。
この魅力が写真と文章でどれだけ伝えることができるのか、、、少々不安であります。
後ほど素材感の動画もあるのでそれで少しでも伝われば、、、
素材説明がかなり長くなってしまいましたね(笑)
ここからはデザインの説明を
デザインは構築的なディテールのボンバージャケットになります。
GULLAMでZIGGY CHENのボンバージャケットを買い付けるのは久々ですね。
袖先はボタンで太さを調整可能とボンバージャケットでは
なかなか見ないディティールになっております。
ボタンの素材には最高級の水牛ボタンを使用
ジップには70年以上前に創業したスイスの高級ジップメーカーのririを使用しております。
しっかりとダブルジップ(逆開)ですね。
この手のデザインは個人的には絶対ダブルジップです。
袖裏地にはオーバーダイ加工の施された綿キュプラストライプ生地を使用。
身頃裏地にはブランド独特の色合いのキュプラ生地を使用。
ZIGGY CHENの裏地は手が混みすぎていて裏返しで着たいと思うほどです。
リバーシブル仕様ではないのに。
僕が着てみました。
172cm 52kg size46(ストックの関係上、通常size44のスタッフがsize46を袖をロールアップして着用)
袖丈は正直な所長いですが、
前述したように袖裏に柄が入っているのでむしろロールアップして
着たいデザインです
なのでsize46でも問題ありませんでした。
着用感と素材感の動画です。(特に素材感は動画で少しでも伝われば…)
店頭でボンバージャケットのインナーは何を合わせれば良いですかと
聞かれることがありますが、何にでも合わせて頂けます。
着画だとシャツを合わせていますがニット、
カットソー(個人的にはハイネック)や
フーディーなどのカジュアルな物との相性もとても良くなっております。
(着画がなくてごめんなさい…)
インナーですとこちらの辺りがおすすめです。
カットソー
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ニット
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フーディー
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同素材のシングルボタンのベストも御座います。
ポケットの袋生地が裾先からほんのりはみ出る絶妙なバランスになってます。
このほんのりとした説明が難しいなんとも言えないデザイン、
流石ZIGGY CHENです。
サイドにはバックルが付いており、
身幅のシルエットを変えることが可能です。
バックルもエイジング加工が施されております。
細かい仕様まで隙なし。
レザーの力ボタンをしっかりと使用されております。
ZIGGY CHENの作り込みは細部に至るので
1つの絵の中の様々な仕掛けを探している感じですね。。。
着用モデル 172cm 52kg size46(ストックの関係上、通常size44のスタッフがsize46を着用)
こちらはベストのデザインなのでsizeを上げて着ても問題ありません。
先程のボンバージャケットとのレイヤードも勿論◎
動画でも
今回はZIGGY CHENを熱く語らせて頂きました。
ご紹介した商品
0M2430928. Velvet Bomber Jacket. ZIGGY CHEN. 2024AW.
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0M2430102. Layered Velvet Waistcoat. ZIGGY CHEN. 2024AW.
https://gullam.jp/shopping/223552.html
Blogでは説明しきれない魅力もまだまだ御座います。
ご興味がある方は店頭でこっそり聞いてみてください。。。
今回はこちらで失礼します。
Mail:https://gullam.jp/contact
Tel:03-6416-4700