Ankle Boots / Calf Lux. Grey. SUGINARI MORIMOTO.
BRAND | SUGINARI MORIMOTO |
---|---|
ITEM | MENS |
MATERIAL | Calf Lux(Calf leather) 100% |
COLOR | Grey |
SIZE | 40.5/41.5 |
販売価格 | [SOLD OUT] |
---|
SUGINARI MORIMOTO.
Ankle Boots.
SGM-BT1.
Calf Lux.(Calf leather) 100%.
Grey.
Hand Made in Japan.
※製品の特性上、色の濃淡や個体差、細かなキズ、シワ等がある場合が御座います。
ご了承くださいませ。
※サイズ表記について
size40.5=通常の41ぐらい、size41,5=42ぐらいの方に
おすすめなサイズ感となっております。
※商品画像は撮影環境により光沢感が出ておりますが、比較的マットな質感で御座います。
<SUGINARI MORIMOTO>
私たちは、普遍的なデザインを追求し素朴でありながら「品」があること。
動物の生きた証である革に敬意を表し、手で革の感覚を感じ取って、
素材の持つ魅力を最大限に引き出すことをもっとも大事にしています。
そして、全ての工程は人の手「hand made」によって仕上げられています。
普段は何気なく受け入れたり流したりしてしまうこの「hand made」と行った形容には、
目指す効用とそれを実現するために先人が長い月日をかけた不断の努力とその成果が宿っており、
それに敬意を評した靴を表現しています。
<素材>
アッパーに使われているレザーはCalf Lux(カーフラックス)という素材で
コードバンをイメージして製作したSUGINARI MORIMOTO独自のレザーです。
カーフヌバックの下地に、コードバンに施されるグレージング加工を加え、
最後にペースト状のクリームを塗布して表面の肌理を整え仕上げてあります。
革には十分なオイルが含まれているので、履きこむとエイジングがかって、
全体的に鈍い光沢を放ちます。
<木型>
手作業でアッパーを吊り込むことで生まれるフォルムや足を入れた時のフィット感、
歩行の際の履き心地など全てに深く関わる重要な要素であるラストに関して、
ボリューム感のあるスクエアトウを採用しています。歩行をし易くする為に、
つま先を反り上げたローリング効果をラストに施してあります。
履き込む程につま先の反りあがりは下がってきて、足に馴染むよう設計してあります。
全体的な設計としては、足に寄り沿うフィッティングを追求する為に、足なりを
再現した立体的な丸みのあるフォルムを意識し、カカト周りも日本人に合わせた
小さめの作りで、ホールド感を重視しております。
<デザイン>
デザートブーツをモチーフ。
履き口がくるぶしに掛かるくらいの高さが特徴的で、
全体のフォルムをデザインとして表現する為に、装飾はミニマルにまとめてあります。
通常よりヒールは5mm高めに設定されております。
トレンドに左右されないデザインも特徴です。
<製作>
アッパー(縫製された甲革)をラスト(靴型)に沿わせる[釣り込み]という作業を、
手で行う[手釣り]で行っております。
量産品の機械で行う釣り込みは、革を限界まで引き伸ばしてラストに沿わせるので、
革への負担も大きく、また革の伸び代がそこまで残されていないので、
履き込んでいった時の足馴染みが手釣りの靴と比べると決定的に違います。
手釣りの靴は、アッパーを立体的にラストに沿わせる為、ラストの中心に向かって
「つま先部」→「カカト部」→「土踏まず部」と順番に部分に分けて革の端を掴んで
作業を進めていくので、革に対する負担も少なく、人の手によって引っ張られた状態だと、
革の伸び代も十分残されており、それが履き込んでいった時の足馴染みにも大きく影響を及ぼします。
普段は何気なく受け入れたり流したりしてしまう「hand made」と行った形容には、
目指す効用とそれを実現するために先人が長い月日をかけた不断の努力とその成果が
宿っていることに敬意を評した靴に仕上がっています。
<製法>
前足部:ブラックラピド製法 中足部:ウッドネイル製法 ブラックラピド製法は
アッパーと中底革(インソールと解釈される部分)、
そしてコバ部分のパーツとなる中板革(ミッドソール)をマッケイ縫いで縫い合わせた後、
本底革(アウトソール)のコバ部分にダシ縫い(アウトステッチ)を掛けます。
この製法は二度の縫い合わせが必要です。
マッケイ製法の特長であるしなやかさを持ちながら、マッケイ製法のデメリットである
オールソール修理の耐久回数の限界(一般的にマッケイ製法の靴のオールソール交換は2,3回が限度)
という問題点を解消する合理的な製法です。
また必然的にダブルソールとなるので、歩行時の地面からの突き上げを緩和し易く、
歩きやすさに寄与しております。 今回のAnkle Bootsではソールに重厚感を持たせる為、
さらにソールを1枚増やしトリプルソールを採用しております。
そして、ソールの厚みがある分、ボリューム感が出過ぎないようにソールのウエスト部を削って
絞り込んでおり、その部分には木釘を打ち込んで固定する「ウッドネイル製法」にて仕上げております。
ウッドネイル製法とは、主に東欧の靴によく見られる意匠で、アウトソール側からインソールに掛けて下穴を
開け、そこに木釘を打ち込んでソールを固定する、堅牢で柔軟性に優れた製法です。
その昔は、農夫が作業時に履く農作業用の古い靴の底付け方法でもよく見られた製法です。
文献による記述を拝見した事はありませんが、恐らく農作業靴でウッドネイル製法が採用されていた主だった
理由は、糸でソールを縫いつけるよりも、木釘であれば田畑(水分を含んだ湿地)で作業をしていると、
木釘が水分を含んで膨張し、その事により下穴の中で釘がシッカリ固定され、
ソールの接着をより強固にする目的があった為だと推察されます。
仮に糸で縫いつけると、その糸目から水が浸入して靴の中が濡れてしまうので、
それを避ける為に、下穴の中で釘が膨張するウッドネイル製法に利便性を見出したのではないでしょうか。
そうした、古い靴に対するオマージュと農作業靴に使われていた製法という郷愁の思いから、
部分的ではありますがウッドネイル製法を採用しております。
<仕上げ>
ヒールも付いて完成した靴を、煮出した紅茶に漬け込みティーフィニッシュを
施しております。
最終仕上げには、独自で編み出したレシピを施す事で、SUGINARI MORIMOTOとして
唯一無二のシューズの雰囲気を表現しております。
<シューレース>
綾織(ツイル)になったシューレースを、靴の底材を染める染料で手染め。
先端には金ゼル加工で製作。
<インソール>
中敷きにはブランドロゴと共にメッセージが 添えられています。
デザイナーのブランドに対する決意が示されていて、「強い意思が道を切り開く」
といった意味を持っています。
<付属>
ロウ引き加工された封筒にブランドの理念を綴ったconcept、attention、
シューホーンが同封されております。
シューホーンは、革で製品として使われない
廃棄される部分を利用した、リサイクルシューホーンとなります。
革は、動物の生命の恩恵を授かり、人の手で製品として生まれ変わらせているので、
その資源を余す事なく使い切るのが、作り手として、かつて生きていた動物に対して
敬意を表す事だと考えております。
<サイズ>
通常size42を着用するスタッフはこちらのシューズはsize41,5を着用しております。
<size40.5> | <size41.5> | |
OUTSOLE | 29,5cm | 30,5cm |
ワイズ(Width) | 10cm | 10,5cm |
高さ(Height) | 10cm | 10cm |
ヒール高さ(Heel Height) | 3,5cm | 3,5cm |
ATTENTION:
*実寸の寸法ですので多少の誤差はご容赦ください。
*撮影の関係上、若干実物の色と異なることがございます。
*全てハンドメイドな為、一点一点色や風合いが異なります。御了承下さい。
*All measurements are approximately ~ cm, measured in laying flat.
*Color in the photos are slightly different due to lighting.
*Please note that each ones are slightly different since they are all hand made.