Made in Tokyo T-shirt. GULLAM.
こんばんは。
本日の東京は5月なのに30度超え。。。
暑い1日となりました。
実は。
GULLAMネームのT-shirtを作りました。
今までは色々なブランドのプロデュース的な事は結構やっていたのですが。
店名GULLAMを服のネームに入れたのは初めてです。
個人的にヘンリーネックが好きで。
でもアメリカンな太いリブ幅のヘンリーネックは苦手で。。
正方形な感じのアメリカンT-shirtも気分じゃないし。。。
自分の着こなしに合うダサいT-shirtを作りたかったので
作ってしまいました。
今後、10年後くらいに古着になって欲しいと思い仕様を考えました。
拘りました。
拘りが分からないように。
縫製工場時代の後輩が
江戸川区で拘りを持った職人工場で
『 現代から50年後に残るVintage Sweat 』を製作するために
日々、切磋琢磨しているのを見ていたので
GULLAMのT-shirtを作るには
彼しか居ないと思い、昨年秋頃に連絡を入れました。
工場は住宅街にある工場というよりアトリエですね。
Unionspecial Flat Seamer Class#36200 等のヴィンテージミシンや
本人が買い集めた50年以上も前のアメリカ物やヨーロッパ物のスウェットやT-shirt、
アンティークボタン等のオタク感満載のスペースで打ち合わせをさせて頂いたので
すぐにイメージは固まりました。
再現することは止めておこうと。
自分が欲しくなるシンプルで合わせやすいサイズ感、襟の広さ、袖丈等。
素材はDEVOAで使われるシルキータッチの高級素材ではなく(DEVOAのT-shirtがレベル高すぎなので)
敢えて20双で丸胴編みを選択。
この手法が出来る工場が国内にほとんど無くなっています。
裾や袖口は敢えて天地の縫製仕様。
この手法は古くからあるのですが、このミシンを扱える職人が熟練職人しかいないので
この裾や袖口の仕様は最近では珍しくなりました。
衿のバインダーは通常とは違い肌へのストレスが無い様に2つ折れで糸の当りが少ない様に
裏がけをしております。
赤ちゃんの肌着、女性の肌着などに良く見られる手法で『肌着』の代表的な仕様です。
これらの拘りは古着になった事をイメージして製作。
今回の生成り色(natural)の他に墨染が後日に入荷してきます。(6月上旬)
取り扱わせて頂いているブランドの商品に無いモノで自分自身が着たい物があれば
今後もこの様にオリジナル商品を製作してみたいと思います。
売れそうなモノではなく、自分自身が欲しくなるモノを。
バイヤーとしては失格かもしれませんが、それがGULLAMだと考えております。
GULLAM設立時からの思いでもある
拘りを持った日本の職人さん達とのコラボレーションを
今後も企画したいと思います。
それでは。
失礼致します。