ZIGGY CHENが入荷致しました。
こんばんは。
ショップマネージャーのItouです。
本日の東京は晴れ。
ここ最近は気温が上がり過ごしやすい気候になりましたね。
春一番といった感じで風はかなり強いですが。。。
レザージャケットを着るにもちょうど良い季節。
最近はレザーウェアを見に来るかたや着ている方が増えたような気がします。
入荷が続いています。
今回はZIGGY CHENからいくつかピックアップして
ご紹介させて頂きます。
素材的にも最近の気候ではちょうど着れるものとなっています。
ZIGGY CHENは以前も取り扱いをしていたのですが
再開まで間が空いてしまいました。
しかしながら相変わらずこのブランドにしかない雰囲気、
そしてものづくりのクオリティの高さがあり
毎回驚かされますね。
ではまずこちらのジャケットから。
0M2410905. Oversized 3B Blazer. Dry Leaves. ZIGGY CHEN. 2024SS.
https://gullam.jp/shopping/216776.html
デザインはオーバーサイズの三つボタンのブレザー。
ZIGGY CHENにしては比較的シンプル目で
合わせやすい気がします。
作りも相変わらずすごいんですが
まず最初にご紹介したいので素材です。
素材はアンティークのワークウェアの生地を分解して織組織を研究し
細番手の麻に置き換えることにより軽やかで清涼感のある着心地を意識し、
糸染による染色、更にオーバーダイ加工を施すことにより
深みのある表現を目指した素材になります
業界人ではない人が
文章の説明だけ見ると「なんかすごいもの」ぐらいの認識になりやすいですよね。
遠目から見ると単色に見えやすいんですが
実はこれ、たくさんの様々な色合いが混ざり合っているんです。
近くで見るとメチャメチャすごいんですよ、この生地。
カーキやグリーン、グレーやブラウン、本当に色々な色が混ざり合っているので
正直、何色か表現するのがもはや無理です笑
一度近づいてからちょっと離れて素材をみると
生地組織が微妙にストライプっぽくなっているんですよ。
肉眼でも見づらいので画像では気づくかな?というレベルです。
オーバーダイ加工しているので染色のおかげかなと思いやすいですが
使っている糸の種類、太さ、織り方、おそらくこれらの要素が
合わさることにより深み、奥行きのある色合いになるんだと思うんですよね。
計算してやらないとこうはならないはず。
ZIGGY CHENの拘りがよく分かります。
やっぱり拘って作られているものには自然とアジというか
雰囲気が出てしまうんですよね。
一見するとデザインに目が行きがちですが
本当にこのブランドは隅々まで拘っているんです。
素材感や色味は動画でも撮影しました。
裏襟には定番の異素材を組み合わせた作りに。
綺麗な細かいステッチがこれでもかというぐらい
入っています。
裏もすごいのがこのブランド。
SSシーズンということもあって裏なし。
ただ、この裏無しは背抜き仕様ではなく袖以外、
身頃は全く裏がないんです。
画像のようにポケットがアウトポケットなので
上からステッチで叩きつけられているんです。
なので裏からステッチが丸見えなんです。
普通、裏側のステッチってあんまり見せたくないものなんで
裏地をつけたいんですが、ZIGGY CHENは逆に
裏も見てと言わんばかりの作り。
袖裏は非常に滑らかなキュプラツイルを使用。
各縫い代には裏襟と同じ素材をパイピングテープとして使用。
ストライプの素材はオーバーダイ加工がされています。
ブランドネームも毎シーズン変えているのがZIGGYのすごいところ。
大体ブランドネームは同じものを使いますが
ZIGGYは各コレクションで変えています。
めちゃくちゃこれも手間がかかっていますね。
ちなみに柄は中国の古書物に描かれていたものをコラージュして
ブランドの独特な世界観を表現しています。
着用はこちら。
172cm 52kg size46
size46からの入荷でしたのでこちらを着用。
袖はロールアップしています。
細めなスタッフなので通常はsize44を着用します。
とはいっても経験上、小柄な方でもサイズを上げて着る人が
このブランドの場合は多いですね。
スタッフと同じ体型な人でもsize4e6を選ぶこともしばしば。
サイズは好みで決めて良いと思います。
元々ゆったりとしたサイズですが
落ち感もあるのでダボダボとした感じはなく
シックで大人っぽく合わせることができると思います。
続いてはこちら。
0M2410917. Oversized Worker Jacket. Mulch. ZIGGY CHEN. 2024SS.
https://gullam.jp/shopping/216783.html
デザインはZIGGY CHEN流のワーカージャケット。
オーバーサイズな分、独特なボリューム感がまさにZIGGYらしい。
この素材も非常に良い色なんですよ。
奥行きがあって普通に見えて全然普通じゃない、これぞZIGGYという感じで。
上記の場所とは違ったところで撮影した画像なんですが
こちらの方が色々な色が入っているのがわかりやすいと思います。
カーキっぽい方の生地はハンドオーバーダイしたリネンストライプ、
ブラウンぽい方は先染リネンを使い、織り方で独特の柄に。
こちらも動画でも撮影しました。
ポケットの作りも拘っていて
一見すると左身頃は2つしかないように見えるんですが
上のフラップを開けると、ポケットがもう一つ。
遊んでるなーと思いますよね。
わざわざ見えないポケットを作るなんて。
しかし、ZIGGYお得意の手法でもあるんです。
今回に限らず隠しポケットは過去にも何度もあるディティールなんです。
じゃあ、普通のことなんじゃないかと思うかもしれませんが
普通に定番化してやってのけちゃうところがすごいんですよね。
正直、ポケットなんて無い方が作るのは楽なんですから。
こちらも清々しいほどのの裏無し。
特にポケット部分の作りなんかは丸わかり。
こちらはアウトポケットじゃ無いので袋布を
綺麗に仕上げる必要があるんです。
裏地があればここまで綺麗に作る必要がないんですが。
しかもわざわざオーバーダイした生地を使っているんですよね。
凄い拘りぶりですよね。
わざわざ裏にはヨーク切り替えも。
こちらも表とは違う素材を使っているんですよ。
しかも左画像の生地は、別製品で表素材として使っているような
メイン素材なんです。
多分、ここはデザインだけではなく肩部分なんので
着心地も考えて着けているんだと思います。
もちろん襟裏にも使われています。
背面はドレープで隠されて一見すると見えないんですが
よく見るとダーツを入れてるんですよね。
ここで少し立体的にして丸みをだしてるんです。
見れば見るほど新たな発見がある。
そういうブランドでもあります。
着用しました。
172cm 52kg size46
こちらもsize46の入荷でしたのでこちらを着用。
同じく袖はロールアップ。
シンプルに着るだけでも雰囲気がありますね。
後ろから見たシルエットも雰囲気があります。
今回はジャケット2型のみですが
以上とさせて頂きます。
このジャケットだけでもZIGGY CHENの魅力が
十分に詰まっています。
何かご不明な点が御座いましたら、お気軽にお問い合わせください。
Mail:https://gullam.jp/contact
Tel:03-6416-4700
それでは失礼致します。