ZIGGY CHEN new arrivals.
こんばんは。
本日の東京は曇り時々雨。
9月に入り夜は少し気温が落ち着いてきました。
新作も動きがあり、早くもニット類やレザージャケットなど
店頭、通販で動きがあります。
欲しい人にとっては今の気候が関係ないのが
このジャンルの特徴なのかもしれません。
今回は先日、入荷しておりましたZIGGY CHENをご紹介させて頂きます。
ZIGGY CHENは数年ぶりの入荷で、まだ日本ではほぼ取り扱いなない時期に
GULLAMでは入荷していました。
それから少し間が空いて今シーズンから再開しました。
まだ、ほとんど紹介していないにも関わらず
sold outしている商品も御座います。
誠に有難う御座います。
最近の入荷の中では比較的、早い順番で入荷していましたが
着用の更新は一番遅くなってしまいました。。。
昨日、着用も撮影し終わり更新しております。
久しぶりの入荷ということもあり
ブランドの概要からご説明させて頂きます。
「ZIGGY CHENは独特なノスタルジックな雰囲気かつ、
どこか東洋的で深みのあるデザインが特徴なブランド。
ブランドにとってデザインとは縫製とパターン技術の進化である。
その高い技術を生み出す自社のアトリエはまさに研究所であり
またジギー氏はその研究者と言える。」
ZIGGY CHENは基本的に自社の研究所のようなアトリエで
製作をしています。
提携工場を使うこともあるようですが
ブランド管理の元、専属チームを設置しているので徹底して品質を管理しています。
一見するとデザインだけに目が行きがちなのですが
ZIGGY CHENの真髄はその縫製技術の高さにあると思います。
正直、業界人でなければわからないと思いますが
できる限り伝えさせて頂きたいと思います。
今回のテーマは「VIGLUMSY」。
「VIGLUMSYとはVigorous (勢い、活力のある)とClumsiness(不器用さ、ぎこちなさ)を
組みあせた”造語”を意味する。
インスピレーションを求め、ZIGGY CHENは古く、そしてクラシックな
オブジェをめぐる旅に出る。
生地素材とオブジェが過去と未来を結びつけ、永遠に続くものであるという
ZIGGY CHENの進化論的な流れが中心となっている。
革新と堅実さは、これまでのコレクションの精神を維持しつつ、
継続的で緩やかな進化と研究のプロセスを続けている。
ファブリックにはリネンやさまざまな太さのウルフ繊維、カシミア、
上質なコットン、プリントとストライプなど複雑でファジーなテー マに仕上がっている。
色彩は繊維と同様、自然から得たもので、特徴的なオリーブグリーンのほかに、
深紅と褐色が加えられている。
グラフィックは過去のコレクションのテーマを拡張したもので、
特徴的なプリント技法と、この季節を特徴づけるさまざまなストライプが用いられている。」
まず一番にご紹介させて頂きたいのが
今回のコレクションの代表的な素材のひとつを使った
こちらのコート、ジャケット、パンツです。
ブランド的にも非常に気に入っている素材でGULLAMとしても
ブランドの世界観を見せるために
入れなければならないと感じました。
素材はLinen 87% Nylon 11% Canapa 2%。
先染めした特殊なループヤーン(織物のヨコ糸やニット用の
糸として用いられるもの)をチェック柄に見えるように配列し、
製織した生地を更にゆっくりと時間をかけてオーバーダイ
(元の色からさらに染め上げる手法)することにより
独特の深みを表現したオリジナルファブリックとなっています。
糸を先染め後に、さらにオーバーダイをしているので
非常に手間がかかり、それだけこだわりの強い素材です。
独特な素材感やネップ、染色により角度や
光の当たり方によって様々な色味を感じて頂けます。
上記でも書いたように遠目から見るとうっすらとチェック柄に見えるんです。
近くで見ると気づきにくいので不思議な素材ですね。
染色により数種類の色が混ざり合い
非常に奥深い色に仕上がり、画像でも雰囲気があるのが伝わるかと思います。
色名を文字にするのが難しいですが、チャコールやモスグリーンが
混ざり合ったような色と言えばいいのでしょうか。
なんて説明しにくい色を作ってくれたんだ、という感じです笑
裏地にも拘っています。
各アイテムによるのですが基本的にこのような
オーバーダイ加工の施された綿キュプラストライプ生地と、
2色の僅かに異なる色の糸から製織されたキュプラツイルを使用しています。
大体、裏地があるアイテムには最低でも2種類以上使っています。
すごいですね。。。
1種類で製作するより素材の製作、裁断まで倍近くかかっています。
表だけでなく裏を見ても、新たな発見があるブランドです。
ブランドネームにも注目して頂きたいのですが
毎コレクションのコンセプトに合わせ、デザインしているので
どのシーズンもデザインが異なります。
毎回新しいのにするのは大変なので
通常、ブランドネームは同じなのが普通?ですが
ZIGGYはそんな手間なことをやるんです。
単純にすごい拘っていますね。。。
こうしたディティールもブランドの姿勢を表しています。
GULLAMでZIGGY CHENというと
イメージするのがデザインよりも縫製です。
ご紹介するコートやジャケットの裏には
とても細かいステッチが。。。しかも綺麗です。
全く狂いがなく規則的に縫われています。
この細かさこそZIGGYの真髄だと勝手に思っています笑
私自身も仕事として縫製を経験した人間ですが
大変すぎて全くやりたくありません。。。
ZIGGYにはこういった細かいステッチなどが隠れているので
是非探してみてください。
あと、単純にこのブランドの服を直線上に普通に縫うのも大変だと思います。
なぜならルーズなサイズで生地の分量が非常に多いので
その分だけ縫う距離が長くなるからです。
しかも、縫う距離が長いければ長いほど
それだけぶれてステッチが曲がるリスクがあります。
考えただけでも恐ろしいですね。。。
私は絶対にやりたくありません笑
前置きが長くなってしまったので商品のご紹介を。
商品ページには詳細をたっぷりと書いておりますので
引用させて頂きます。
0M2331101. Classic Double Breasted Coat. Moss × Charcoal. 2023AW. ZIGGY CHEN.
https://gullam.jp/shopping/201535.html
素材は今回のコレクションを代表するうちの一つで、
先染めした特殊なループヤーン(織物のヨコ糸やニット用の
糸として用いられるもの)をチェック柄に見えるように配列し、
製織した生地を更にゆっくりと時間をかけて
オーバーダイ(元の色からさらに染め上げる手法)することにより
独特の深みを表現したオリジナルファブリックとなっています。
糸を先染め後に、さらにオーバーダイをしているので
非常に手間がかかり、それだけこだわりの強い素材です。
独特な素材感やネップ、染色により角度や
光の当たり方によって様々な色味を感じて頂けます。
クラシックな雰囲気のピークドラペルダブルブレストコートを
オーバーサイズに仕立て、粗野な風合いの生地をたっぷり使用することにより、
ブランド独自の高級感のある仕上がりになっております。
また、襟裏の細かいステッチもブランドの技術力の高さを感じられます。
メインポケットの裏には、テープが縫い付けられており
ZIGGY CHENならではの見えないところまで遊び心があります。
裏地にはオーバーダイ加工の施された綿キュプラストライプ生地と、
2色の僅かに異なる色の糸から製織されたキュプラツイルを使用しています。
これにより、美しさと着心地の良さの両立がなされております。
ZIGGY CHENは一見するとデザインだけに目が行きがちですが、
その裏では自社アトリエの専属チームによる
膨大な研究と高い縫製技術で仕立てられています。
model 172cm 52kg size46
(ストックの関係上、通常size44を着用するスタッフがsize46を着用)
0M2330902. Single Breasted Blazer With Scholar Print. Moss × Charcoal. 2023AW. ZIGGY CHEN.
https://gullam.jp/shopping/201542.html
素材は今回のコレクションを代表するうちの一つで、
先染めした特殊なループヤーン(織物のヨコ糸やニット用の
糸として用いられるもの)をチェック柄に見えるように配列し、
製織した生地を更にゆっくりと時間をかけて
オーバーダイ(元の色からさらに染め上げる手法)することにより
独特の深みを表現したオリジナルファブリックとなっています。
糸を先染め後に、さらにオーバーダイをしているので
非常に手間がかかり、それだけこだわりの強い素材です。
独特な素材感やネップ、染色により角度や
光の当たり方によって様々な色味を感じて頂けます。
デザインはシックな雰囲気のピークドラペルジャケットをゆったりとしたサイズ感と
ルーズな雰囲気のパッチポケットで柔らかさをプラスし
ブランド独自の高級感のある仕上がりになっております。
パッチポケットは袋布を固定するため細かなステッチで縫製されています。
また、襟裏の細かいステッチもブランドの技術力の高さを感じられます。
メインポケットの裏には、テープが縫い付けられており
ZIGGY CHENならではの見えないところまで遊び心があります。
裏地にはオーバーダイ加工の施された綿キュプラストライプ生地と、
2色の僅かに異なる色の糸から製織された非常に
滑らかなキュプラツイルを使用しています。
これにより、美しさと着心地の良さの両立がなされております。
ブランドネームは毎コレクション異なり、今回も
コレクションのコンセプトに基づいたデザインが使用されています。
ZIGGY CHENは一見するとデザインだけに目が行きがちですが、
その裏では自社アトリエの専属チームによる
膨大な研究と高い縫製技術で仕立てられています。
model 172cm 52kg size44
0M2330502. Front Pleats Tapered Trousers. Moss × Charcoal. 2023AW. ZIGGY CHEN.
https://gullam.jp/shopping/201609.html
素材は今回のコレクションを代表するうちの一つで、
先染めした特殊なループヤーン(織物のヨコ糸やニット用の
糸として用いられるもの)をチェック柄に見えるように配列し、
製織した生地を更にゆっくりと時間をかけて
オーバーダイ(元の色からさらに染め上げる手法)することにより
独特の深みを表現したオリジナルファブリックとなっています。
糸を先染め後に、さらにオーバーダイをしているので
非常に手間がかかり、それだけこだわりの強い素材です。
独特な素材感やネップ、染色により角度や
光の当たり方によって様々な色味を感じて頂けます。
デザインは裾に向かって緩やかにテーパードする
ワイドシルエットでリラックス感を出しつつも
スッキリとしたまとまりのある仕上がりになっております。
着丈はクロップド丈となっております。
ジップには1887年にイタリアで創業されたLANFRANCHI社が開発をした
「世界一美しいファスナー」とも言われている
LAMPOジッパーを使用しております。
数々のラグジュアリーブランドも使用している、
世界最高級クラスのファスナーになります。
裏地にはオーバーダイ加工の施された綿キュプラストライプ生地と、
2色の僅かに異なる色の糸から製織された非常に
滑らかなキュプラツイルを使用しています。
これにより、美しさと着心地の良さの両立がなされております。
ブランドネームは毎コレクション異なり、今回もコレクションの
コンセプトに基づいたデザインが使用されています。
ZIGGY CHENは一見するとデザインだけに目が行きがちですが、
その裏では自社アトリエの専属チームによる
膨大な研究と高い縫製技術で仕立てられています。
こちらのパンツ、裏地のおかげで非常に履き心地がいいです。
滑らかな素材感でタッチが良いので履く頻度も多くなりそうです。
model 172cm 52kg size44
最後は素材が変わりましてこちらのシャツです。
このシャツもとてもZIGGY CHENらしく
デザインはもちろん、仕様も凝った作りで
シンプルに「美しい、すごい!」と思いました。
特にこのフロントとバックに無数に縫われたプリーツは圧巻です。
まず、パターンの段階でプリーツを入れ、出来上がりの形を
計算しなければいけませんがその時点で大変です。
そこから生地を裁断して縫製。
パターンを作るのは一回で済みますが
縫う人は何着も縫うことになりますのでより大変だと思います。
このシャツも自分だったら作りたくないですね。。。
0M2330707. Asymmetric Pleats Shirt. Fade Khaki. 2023AW. ZIGGY CHEN.
https://gullam.jp/shopping/202455.html
素材は柔軟なリネンウールコットンのラチネ素材を使用しております。
ラチネ素材とは裏表が無い、綾織りの素材で
特徴としては程よい膨らみと、ソフトな風合いもありながら耐久性にも富み
使い込むほど馴染んでいき雰囲気が増す素材です。
カラーは褪せたカーキのようななんとも言えない
ヴィンテージ感のある色あいに仕上げています。
デザインはZIGGY CHENらしい構築的なアシンメトリー
なディテール、パッチポケット、
独特なゆったりとしたシルエットが特徴のシャツです。
特徴的であるフロントやバックにある非常に複雑な無数のプリーツや
パッチワーク状のポケットディティールなど、ブランドのものづくりに対する
姿勢を象徴しています。
手間のかかるディティールとそのクオリティの高さから
Ziggy Chenだからこそできるデザインです。
1枚で着てもとても雰囲気があり、やや厚みのある素材感なので
シャツジャケットとして使うことができます。
裾口はボタンで2段階、幅を調節して頂くことができます。
ブランドネームは毎コレクション異なり、
今回もコレクションのコンセプトに基づいたデザインが使用されています。
ZIGGY CHENは一見するとデザインだけに目が行きがちですが、
その裏では自社アトリエの専属チームによる
膨大な研究と高い縫製技術で仕立てられています。
172cm 52kg size44
その他にも商品がZIGGYは入荷していますが
今回は以上とさせて頂きます。
また次回ご紹介させて頂きたいと思います。
数シーズンぶりにZIGGY CHEN入荷しましたが
やはりとても素晴らしいブランドですね。
デザインは好みがありますが素材や縫製などのクオリティは
自信を持っておすすめできます。
商品についてご不明な点が御座いましたら
お気軽にお問い合わせ下さいませ。
Mail:https://gullam.jp/contact
Tel:03-6416-4700
それでは失礼致します。