こんばんは。
Satoです。
本日の代官山の天気は雨
最高気温 14℃ 最低気温 12℃
いや〜涼しいを通り越して寒いですね(笑)
11月下旬並の気温だとかで、、、
体調管理には気をつけましょう。
突然ですが、僕は自転車通勤なので
長丈の服が着れず、必然的にショート丈を着ています。
似たようなケースだと車を運転される方もショート丈が多いのでは無いでしょうか。
そんな方々に朗報です。
calmlenceから今回のコレクションで最高級と言いますか、
最高の素材ので作られたショートコート(品番的にはジャケットですが)
をご紹介致します。
素材に並々ならぬ拘りを持つcalmlenceの中でも
最高の素材です、すごいです、、、
今回は長くなりそうです。
使用しているのはSuper 180 Wool
ウールスーパー180などとも呼びますね。
専門用語が多くなりますよ
細さの14.5マイクロン(2/80梳毛スーパー180)の糸を使用しております。
(国際羊毛局(IWTO)が定める基準)
ちなみに人間の髪の毛は約60〜80ミクロンです。
Super 120~150がオーダー服などでも使われている高級素材と言われています。
一般的に数字が大きいほど、使用されている羊毛の繊維が細く、しなやかで高級になります。
見かけることは中々無くい珍しい高級素材で
名実ともに世界最高峰の素材と言って差し支えないでしょう。
触り心地、見た目はカシミヤに見間違うほどです。
むしろ普通のカシミヤより良い素材と断言できます。
個人的に触った時のしっとり感と言いますか、ヌメり気のある感じが好きです。
ただSuper 180 以上になると非常に繊細なため、
日常使いにはやや不向き。擦れやシワが出やすくなると一般的に言われております。
ごく稀に良い素材の方が耐久性が高いと誤解されている方がいますが、
例外もありますが(レザーなど)基本的にはその逆がほとんどです。
当たり前ではありますが繊維が細い方が耐久性が低いですよね。
女性の綺麗なキューティクルヘアを見て耐久性があると思う方はいないと思います。
(そもそもの役割が根本的に違います)
簡単に言うとそうゆうことです。
しかし細ければ細いほど艶感や触り心地が良いのも事実です。
勿論、そんなことはcalmlenceも百も承知しています。
ではどうするか?
calmlenceが行ったのは、二重織ツイルです。
2枚の生地を同時に織り上げ
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)がそれぞれ2層構造になっており、
部分的に繋げたり離したりして織られます。
所謂、綾織ですね。
2重構造なので、生地に厚みとコシが出る。立体的なシルエットを作りやすい。
しっかりした打ち込みでシワになりにくく、重厚で落ち着いた印象を与える。
先程あげた欠点を見事に解消。
超高級素材を綾織で製作
言葉で言うのは簡単ですが、生地の値段や手間を考えるだけでも恐ろしいです。
生地の値段は言わずもがな、
ここまで繊細な生地を織り込むのには熟練の技術が必要です。
更に生地の仕上げ工程でミルド加工+撥水加工を施しています。
非常に細い繊維のウールをミルドすることより
表面の毛羽感が増しパウダータッチに仕上がっています。
そしてcalmlenceとしての最大の特徴は、
この上質な素材で仕立てた服にあえて手作業で一枚一枚製品洗いを施す事により、
ヴィンテージ感の演出と更なる毛羽立ち+風合いの良さを際立たせています。
超高級素材をそのまま綺麗に使うのではなく
そこからあえて崩す、この工程によって
しっかりとデイリーで使いやすい素材に仕上がりました。
この手の素材で皺をつけるの一歩間違えば、素材の雰囲気が台無しになりそうですが
その辺りの匙加減は流石としか言いようがありません。
ダブルブレストのフレンチワークジャケット
個人的にはサイズアップしてジャケットの上からレイヤードも良いかなと
着用モデル 169cm 64kg size2
今回ご紹介した商品
JACKET029. Wokers Jacket Super180 Wool Double Cloth. Black. Collection 005. calmlence.
https://gullam.jp/shopping/253197.html
コートも紹介したかったのですが
オンラインにアップする前に店頭で完売してしまいました。
欲しかった(小声)
価格も決してお求めやすいとは言いませんが、
海外のブランドが同じことをすれば、
金額が恐ろしいことになるのは言うまでもありません。
(為替や関税など様々な要因があるので、一概には言えませんが、それでもこの価格はすごい!)
今回は画像もあまり載せていない、文章メインのBlogとなりました。
最後まで読んで頂き、誠に有難う御座います。
是非この素材を体感してみてください。
失礼します。
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