別注企画。
こんばんは。
ご無沙汰しております。。本当に。。
2017SSの展示会が一昨日のAraki Yuuで終了致しました。
自分自身の買い物と違って結構大変な作業です。バイヤーという仕事は。。
店頭業務と入荷時には撮影、商品ページ制作、事務仕事。。。。
すっかり夏休みを取れずに夏が終わってしまいました。
しかし、ファッションが一番楽しい季節になるのでテンションは上がってきました!!
GULLAMでは8月をピークに2017-18AWの商品が続々と入荷して
その中には私自身が別注したアイテムが今季は多く御座います。
特にDEVOAとは私が製作者時代からの付き合いなので
別注という枠を超えた企画製作(完全オリジナル)を行いました。(2月くらいに)
このような企画はパターンから打合せを行い、素材調達など、かなりブランドには迷惑をかけてます。。
今回納品されたGULLAM Exclusive.には本当に満足しております。
2年位前に使われたこの素材が本当に好きで
去年の冬も当時のカーディガンを一番多く着用していたかもしれません。
無地のアウターから覗くこのインターシャニットの雰囲気が好きで
再度、素材から制作して頂きました。
パターン制作時に拘ったのは襟の高さと着丈、袖の細さ、前の打ち合わせとボタン数。
そして、ボタンとボタンホールです。
ボタンは昨年まで使用していたタイプのボタンが好きだったので、それを使わせて頂きました。
この素材にボタンホールを開けると口が開きやすくボタンが外れやすいので、ボタンホールにも補強を入れました。
コートの中に着て頂きたいので袖は細めに作りました。(この素材は若干横伸びが起きるので着込むと少し緩くなると思います)
フロントがオープンのカーディガンも好きなのですが、寒い冬は前が閉じられる方が良いと個人的には感じているので。
フロント開けて着用した時のシルエットにも拘りました。
スリムパンツやワイド系のパンツにも合います。
DEVOA以外のブランドにもコーディネートしやすいバランスに仕上がりました。
通常は素材や色を変える別注が基本ですが。(これを行うのも結構ハードルは高いのです)
今シーズンはBACKLASHとも別注企画を行わせて頂きましたが、初めての取り扱いが
別注企画というワガママを聞いて頂きました。
全ては人と人の信頼関係です。
相手の事を優先に考えて、携わってくれている方たちの事も考え、お客様の事を考え。
別注企画というのは成り立つのだと私は考えております。(考え方の違う別注も多々あるとは思いますが。。)
毎シーズン多くのデザインが各ブランドから発表されますが、
私はアーカイブコレクションにも目を向けています。
良いものは何年経っても良いんですよね。
その時には気が付かなくても。
incarnationでもアーカイブコレクションからGULLAMだけのオリジナルアイテムを作ったこともあります。
かなり多くの靴やブーツを所有する私のBest5に入るお気に入りです。
https://gullam.jp/shopping/43976.html
デザイナーが素材から探してくれて、私好みの色で仕上げてくれた完全別注品になります。
この商品も在庫が無くなったら再生産してもらうつもりです。
現在も幾つかの企画を進行しております。
近日中に入荷予定のDEVOAのムートンも最高の素材を調達してもらいました。
入荷するのが非常に楽しみです!!
そして、水面下で行っている大型企画もサンプルの上がりが非常に楽しみです。
通常、お店がブランドに別注依頼をする時は数字のお話(大人の会話)が主だと思います。
しかし、私とこの様な企画を行ってくれるデザイナーさん達とは大人の会話は皆無。
私の熱に賛同してくれているのです。
本当に感謝です。
GULLAM Exclusive.本気です。
それでは
失礼致します。