こんばんは。
Satoです。
本日の代官山の天気は曇り
最高気温 17℃ 最低気温 14℃
寒くなりましたね!
明日はもっと気温が下がるみたいで
レザージャケットが活躍するので一人で感極まっております(笑)
人通りが多くない立地ですが、それでもアウターを着ている方がほとんどでした。
ファッションが楽しめる季節が本格的に始まってきましたね!
今やGULLAMの主力ブランドと言っても過言ではない
calmlence、GULLAMでは9割以上のほぼフルラインナップで取り揃えております。
改めてですが、ブランドの紹介を
"calmlence(カームレンス)とはcalmとsilenceを合わせた造語で
「穏やかな静けさ」を指す。
無の心境の中、デザイナー自身の心と静かに向き合いながら
物作りに取り組みたいという気持ちが込められている。"
デザイナーである熊谷和幸氏が自身と
向き合い創作することを標榜したプロジェクトです。
言い換えれば本人がこれまでに目で見て、
手で触れ、感じてきたものの集大成と言えるかもしれません。
30年以上もの間、ファッション・デザイナーとしてのキャリアの中でも揺らぐことのなかった
洋服を製作するうえで欠かせない生地や糸、機織りの技術の探究。
「素材」への好奇心は、ものづくりのより深いところへ彼を向かわせると同時に、
その魅力を最大限に表現するという情熱に形を変えました。
そして積み重ねた経験と彼を支える職人たちによって
現代を生きる男性のための洋服へと落とし込まれます。
デザインと質感のバランスを自在に操ることで、
ブランド名の由来でもある静けさの中にある強さを生み出しています。
既に国内外、店頭、通販、全方面からたくさんの反応を頂いております。
今回はそんな中でも新作デザインのStand Collar Jacketをご紹介致します。
まず何よりもお伝えしたいのは、このジャケットの素材のすごさです。
calmlenceといえば「素材へのこだわり」と、皆さまが口を揃えて言います。
糸の選定から織り方、染めの工程に至るまで、ひとつひとつの素材に時間と情熱を注ぎ、
他にはない質感と奥行きを追求しています。
このジャケットも、まさにそのこだわりの結晶です。
この素材は、織物の産地として世界的にも名高い尾州で、熟練の職人によって丁寧に織り上げられています。
経糸には6/1コットン糸のブラック、緯糸には21/1コットン糸のトップグレーを使用。
刺子部分には、同じ緯糸を4本引き揃え、
変形ドビー組織で織り上げることで、立体的で豊かな表情を生み出しています。
この生地が纏う雰囲気は、日本古来の仕事着として親しまれてきた“刺子”を思わせるもの。
厳密には刺子ではありませんが、その精神を現代的な解釈で表現しています。
ブラックとグレーの糸が織りなす奥行きのある色合いは、まさに“日本のデニム”とも言える存在です。
この素材は、calmlenceと尾州の機屋が手を取り合い、試行錯誤を重ねながら共同開発したもの。
伝統を尊重しながらも、新しい表現を追い求める
そこに、calmlenceのものづくりに対する揺るぎないこだわりが息づいています。
刺子でも同じことが言えますが、そのままの状態では生地にどうしても硬さや張りが残ってしまいます。
そこで、デザイナー自らが一枚一枚丁寧に手洗いを施し、天日で乾燥させるという工程を加えています。
この手間を惜しまないひと手間によって、
まるで長年使い込まれたかのようなヴィンテージ感が生まれます。
さらに、生地がほんの少し柔らかくなることで、
表情に深みと温かみが増し、より豊かな雰囲気を纏う仕上がりに。
機械的な加工では出せない、人の手だからこそ生まれる風合い。
そこにも、calmlenceの“素材と向き合う姿勢”がしっかりと息づいています。
さらに、部分的な別布としてエルボーパッチには、
ランダムヘリンボーンストライプを使用しています。
経糸にはコットン糸とリネントップ糸を、
緯糸には追撚をかけた梳毛糸(ウール糸)を打ち込み、
変形ヘリンボーンストライプ柄に織り上げました。
その後、丁寧に洗いをかけることで、自然な凹凸感と柔らかな風合いを引き出しています。
素材が持つ個性を重ね合わせることで、控えめながらも深みのある表情を生み出す。
その繊細なバランスが、日本的な上品さと温もりを感じさせる仕上がりにつながっています。
身頃の裏地には、経糸に75デニールのレーヨン糸をベースに、
ドビーストライプ部分には80/2コットン糸を使用しています。
緯糸には60/1リネン糸と30/1モダール糸を1×1で組み合わせ、異なる質感を丁寧に織り合わせました。
それぞれの素材が持つ特性を最大限に生かすことで、しなやかさと程よい張り感を両立しています。
染めの工程では、まず生地全体をライトトーンの反染めで仕上げ、
その後、手染めの染工場で一点一点ムラ染を施しています。
この“ムラ”こそが、機械では出せない奥行きと温もりを生み出す大切な要素。
染料の濃淡がわずかに揺らぐことで、同じものはひとつとして存在しない表情が生まれます。
手間を惜しまず、糸の組み合わせから染めの加減まで、すべてに目を配る
そんな職人たちの感覚と技術が、この裏地の奥深い美しさを支えています。
しかも、このジャケットの裏地やエルボーパッチの別布に使われている素材は、
どれもメインで使えるほどのクオリティ。
ここまで贅沢に素材を重ねているブランドはなかなかありません。
続いてこちらの素材は
コットン、ウールケンピ、リネン──それぞれ太さも質感も異なる糸を、
職人の手で丁寧に組み合わせ、ジャガード織機でランダムボーダー柄に織り上げました。
異なる糸を使うことで生まれる凸凹感は、まさに手仕事ならではの迫力。
平らな生地では出せない立体的な表情が、
ヴィンテージの手織りインテリアのような温かみを感じさせます。
身頃とポケットの裏地には、経糸にキュプラ、緯糸にレーヨン、
柄部分にはポリエステルを使用して織り上げたフラワージャガードを採用しています。
このフラワージャガードは、織り上げた後に後染めで仕上げることで、
わざと生地に擦れを生じさせ、独特のヴィンテージ感を表現。
ただ美しいだけではなく、時間を経たような奥行きと味わいを感じられる素材に仕上がっています。
着用してみました。
今回のデザインは、ヴィンテージのフレンチワークジャケットをリモデルした
ゆったりとしたスタンドカラージャケットです。
クラシカルな要素を感じさせつつも、どこか色気のある洗練された佇まい。
シンプルながらも、ノスタルジックな雰囲気が漂うデザインに仕上げています。
このジャケットの魅力を際立たせているのが、
デザイナーがこだわり抜いたオリジナル素材と丁寧な仕立て。
素材選びから縫製まで、一つひとつの工程に目を配ることで、
calmlenceならではの世界観を体現しています。
169cm 64kg size2 着用
ゆったりとしたシルエットなので、
リラックス感のある着こなしも、ジャストに合わせてクラシカルに見せることも可能です。
169cm 64kg size1 着用
今回ご紹介した作品はこちら
JACKET033. Stand Collar Jacket Cotton Sashiko Cloth. Black & Gray. Collection 005. calmlence.
https://gullam.jp/shopping/246085.html
JACKET030. Stand Collar Jacket Kemp Random Border. Black Khaki. Collection 005. calmlence.
https://gullam.jp/shopping/250527.html
如何でしたでしょうか。
calmlenceの拘りぶりが皆様に伝われば幸いです、、
本日はこの辺りで
明日は定休日となります。
通販の発送やお問い合わせのご対応は木曜日にさせて頂きます。
失礼致します。
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Tel:03-6416-4700


























